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Ib ~とある美術館での物語(4)~

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「・・・イヴ、好きなの?こういうの・・・、アタシは、無理だわ・・・」

「ギャリーって・・・ヘン!」

「変なのはアンタたちでしょ!・・・まぁ それはともかく」

そう言いながらギャリーは部屋を見渡した。

「こんなとこさっさと調べてとっとと出ましょ、この部屋なんだか見られてるみたいですごく落ち着かないわ」

「んー、じゃ すぐに出る?」

「え?だってアタシ達今来たばかりじゃない、まだ何にも調べてないわよ?」

「あたし、イヴとギャリーが来る前にこんなもの拾っちゃったんだよ?」

そう言うとメアリーはポケットから小さな鍵を取り出した。

「その鍵どうしたのメアリー?」

「ん?この絵の前に落ちてたんだよ。で拾ってポケットにしまった時に二人が来たんだよ」

メアリーは自慢げにそう言った。

「とにかく鍵があったならさっさとこんな部屋でましょ」

言いながらギャリーは先に部屋を出てしまった。

「ヘンなギャリー、あたし達も行こうイヴ」

私はうなずくとメアリーと一緒に部屋を出た。

部屋を出るとギャリーが待っていた。

「来たわね、多分その鍵が反対側にあるドアを開ける鍵だと思うから行きましょ」

そう言うと私達は反対側のドアへ向かった。