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Ib ~とある美術館での物語(4)~

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T字路のところまで行くとどこからか「ガサガサ」と物音がした。

「今の何かしら、二人とも聞こえた?」

「うん、聞こえたよ」

「私も聞こえた」

「やっぱり。どこから聞こえたのかしら?」

しばらく耳を澄ませるとまた「ガサガサ」と物音がした。

今度は音のした方を見てみるとそこには何も描かれていない絵があった。

「・・・この絵から聞こえたわよね?」

「うん、聞こえたね」

私がそう返事をしている間にその物音は大きくなっていた。

「なに・・・?この音・・・近付いてくる・・・」

メアリーがそう言い終わると同時に何も描かれていなかった絵から植物のツタが三本飛び出してきた。