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Ib ~とある美術館での物語(4)~

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部屋へ入ってみるとそこは物置のようになっていた。

部屋の至る所にはダンボールの箱が置いてあり、他にはドアが一つとマネキンが数体あった。

「とにかく何かないか捜してみよイヴ」

メアリーにそう言われて私達は手分けして捜すことにした。

ダンボールの中を捜し始めたがどれも中身は色んな種類の絵の具が入っているだけで役に立ちそうなものは入っていなかった。

それでもしばらく捜していると。

「あっ、イヴちょっと来て」

メアリーに呼ばれて行ってみると手になにか持っていた。

「メアリー、それ何?」

「これ?パレットナイフだよ」

「パレットナイフ?」

「絵の具をこれで塗ったり、伸ばしたりする道具だよ」

「そうなんだ。でも普通のナイフと同じように見えるね」

「うん、試しにそこのダンボール切ってみたらちゃんと切れたよ」

メアリーの指さす方には切れたダンボールがあった。