二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
エグゼター
エグゼター
novelistID. 43539
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

Ib ~とある美術館での物語(5)~

INDEX|9ページ/23ページ|

次のページ前のページ
 


「う、うん・・・」

「バラなら・・・ほら!今からメアリー追いかけて取り返すこともできるんだしさ!」

「・・・うん」

「がんばりましょ!きっともう少しよ!」

ギャリーはそう言うと階段へ向かって歩き出した。

「・・・ありがとう、ギャリー」

「どういたしまして」

ギャリーにお礼を言うと私もギャリーに並んで歩き出した。

階段のところへ辿り着いた私達は少し早足で階段を上り始めた。

「急いでメアリーに追い付かないとねギャリー」

「・・・そうね」

「・・・ギャリー?なんか辛そうだよ?」

「え?・・・早足で階段を上ってるからよ、心配しないで」

そう言うとギャリーは私を追い抜いて先に進み始めた。

しばらく上ると階段は終わっていて短い通路になっていた。

通路の奥には階段が渦を巻くように上へと続いていた。