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Ib ~とある美術館での物語(6)~

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「・・・あはは、・・・もっと色々話したいことあるけど、アタシそろそろ行かなきゃ」

「そう・・・」

「・・・あのさ、イヴ・・・」

「なに?ギャリー」

「このハンカチもう少しだけ借りてても大丈夫かしら?」

「いいけど、なんで?」

「このまま返すのはさすがにアレだから・・・、ちゃんと・・・キレイにしてから返すわ」

「うん、わかった」

「だから・・・また、会いましょうね!」

「うん。だって約束したもんね」

「ん?」

「ほら、マカロン食べに行くって約束。忘れたの?」

「ああ、そうだったわね。それじゃ、その時にこのハンカチも返すわ」

「わかった」

「と、また会うって言っても連絡が取れないと駄目ね」

そう言うとギャリーはコートのポケットから紙とペンを取り出すとなにかを書き始めた。

「これアタシの連絡先。マカロンを食べに行く日はイヴが決めていいから決まったら教えてね」

「うん。絶対連絡するねギャリー」

「ふふっ、待ってるわ。それじゃ・・・またね、イヴ」

ギャリーは私に向かって手を振ると出口へ向かって歩いて行った。