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Ib ~とある美術館での物語(6)~

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ギャリーと入れ替わるように今度はお母さんとお父さんが来た。

「あら、イヴ。ここにいたの」

「さっきの人と話していたみたいだけどイヴの知ってる人?」

「うん、知ってる人」

「そう、なら良いけど知らない人には気を付けてねイヴ」

「はい、お母さん」

「さて、それじゃそろそろ帰るか?」

「そうね。帰りに喫茶店にでも寄りましょうか」

「そうだな。イヴもそれでいいかい?」

「うん、いいよお父さん」

「それじゃ、行きましょうか」

「うん!」

私はそう返事をしてお母さん達と一緒に美術館を出た。