二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
エグゼター
エグゼター
novelistID. 43539
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

Ib ~とある美術館での物語(6)~

INDEX|2ページ/19ページ|

次のページ前のページ
 


二階へ上がるとそこは私が見覚えのある場所だった。

「ここ、私が見た美術館の二階と同じだ」

「どうやら作りはアタシ達がいた美術館と同じようね」

「私、ここに来る前にあの奥にある絵を見ていたの」

私はそう言うと奥に飾ってある大きく長い絵を指さした。

「へぇー、これが」

そう言ってギャリーは絵の方へ向かった。

「えーっと、『絵空事の世界』ねぇ」

ギャリーが読んでくれた絵のタイトルの下にある説明文には、

“一度入るともう戻れない、ここでの時間も全て失う。それでもあなたは飛び込むの?”

と書いてあった。

「・・・ねぇ、この絵の場所アタシ達がいた美術館じゃない?」

「・・・言われてみればそうかも」

私がそう言うとギャリーはタイトルの下にある絵の説明文を読んだ。