BIOHAZARD -DEAD CITY EXODUS-
保健室のドアが開き、人影が入ってくる
マーズ「Who!?」
マーズは入ってきた人影に向けて銃を向ける
しかし、のび太はその人影を見て、驚く!
?「おい、撃つな!人間だ!」
のび「ちょっと待ってください……!」
マーズ「What?」
ジャイアン「の、のび太じゃねぇか!」
保健室に入ってきたのは、ジャイアンや見慣れた人物、数人の、見ず知らずの人達がいた。
のび「ジャイアン!それにみんなも・・・!」
しずか「のび太さん。無事だったのね。」
スネオ「ノロマなお前がよく生き残ってたな」
マーズ「なんだ、偉くにぎやかじゃねえか」
マーズは銃を降ろし、ガムを噛みちぎる
のび「みんな僕の友達です!この人達は?」
ジャイ「ああ、一緒に逃げてきた生存者たちだ。みんな遠くに行ってて帰ってきたら騒ぎに巻き込まれた……まぁ、まんまオレらと同じだな」
のび「なるほど……あなた確か学校の生徒会長の……」
聖奈「緑川聖奈よ。よろしくね。」
聖奈はニコッり笑う。のび太は頭を下げる
ソファに座っている金髪のヤンキーみたいな少年が今度は喋る
健治「俺は同級生の翁蛾健治だ。」
次にその傍に居る小さな男の子が喋った。
太郎「僕は一年生の山田太郎。」
そして最後に、ベッド付近に居る40代くらいの成人男性が喋った。なにやら威厳があるが、融通は帰化なさそうである
金田「私は町内会長の金田正宗だ。」
のび「野比のび太です。よろしく。」
マーズ「たなかs……うん!マーズだ、ナイストゥミーチュ。大丈夫、ただのフリーターサ」
一通り紹介が終わると、ジャイアンが話をした
ジャイ「とりあえず一旦ここに逃げてきたが直にここもやばくなるかもしれねぇ。外にはあいつら化けもんだらけこれからどうすりゃあいいんだ」
ジャイアンは考え込む
健治「まったくよ、どうなっちまってんだ!なんなんだあの化け物共は!?護身用のナイフがあったから命からがら逃げてきたけどこんなの狂ってやがるぜ!」
健治は自慢なのだろうか……ナイフをくるくる回しながら喋った
傍にいた太郎という1年生の男の子も喋りだした
太郎「僕のパパもママも皆あいつらに襲われてもう……パパ……ママ……」
太郎は軽く泣いていた、マーズはあっけにとられた
マーズ「マジかよ……大変だったな……」
マーズや聖奈が太郎を慰める
しずかがのび太に話しかけてきた
しずか「のび太さん」
のび「ん?何?」
しずかは淡々と喋る
しずか「この学校には薬草が植えられてるみたい、グリーン、レッド、ブルー。体力回復、毒の治療、効果倍増といろんな色のハーブがあるみたいんだから有効に使うといいわ」
のび「わかった、ありがとうしずちゃん」
のび太は軽くお礼を言う
しばらくするとジャイアンが皆に向かって、話し出した。
ジャイ「よっしゃ!じゃあ皆で分かれてこの街から脱出する方法を探そう」
すかさずスネ夫が返した
スネ「う~ん、いいかもしれないけどヤバくないかい?奴らもここにいるんだし」
健治「まぁ、いいけど……戦力にはなりがたい女、子供はどうすんだよ?」
ジャイアンは健治の意見を聴きながら言う
ジャイ「そうだな……チームに別れれば安全だろ。二人一組になって行動しようぜ」
マーズがOKサインを出しながら言った
マーズ「NICE IDEA!そいつはファンキーだぜ、どういう編成で行く?オレは誰とでもNo problemだぜ」
それを聴くと、太郎はすかさず近くの健治の元に走った
太郎「じゃあ僕このお兄ちゃんと行く!」
健治は少しびっくりしながら答えた
健治「ゲー、ガキのおもりは苦手なんだがな。まぁ、いいか」
健治は嫌々ながらも太郎と同行することにした。太郎と握手する
スネ「僕は聖奈さんと行くよ」
スネ夫は聖奈を誘った。
聖奈「よろしくね。スネ夫君。」
聖奈もそれに同意した。お互い握手を交わす
それを聞くと、のび太はあることを思いついた
のび(やった……じゃあ僕はしずちゃんと!!!)
ところがそうたやすいものではない
静香「それなら私は武さんと行くわ」
のび「ええ〜〜〜!!!じゃあ僕は金田さんかマーズさんと?」
マーズが素っ頓狂な声を上げる
マーズ「おいおいおいおい、Hey,boy!そいつはひでえぜ。Mr.金田。あんたはどうする?」
金田は少し慌てふためき、喋った
金田「私は絶対に行かないぞ!ここで救助隊が来るのを待つ!あんな外はごめんだ」
マーズがびびる金田を落ち着かせる
マーズ「OKOK!!ALL RIGHT!それもいいだろう、じゃあ、のび太くん、ふっつかものだがよろしく頼むぜ」
のび「ああ、えぇ……よろしくお願いします」
のび太とマーズも握手をする。マーズが小さくウインクする
マーズがみんなに言う
マーズ「OK、and……それではオレらと聖奈さんとスネオくんチームは1階を探索する。後の人は2階を探索してくれ。」
そしてスネ夫がある機械を持って喋った
スネ「さっき通信機を見つけたんだ。皆持っておくといいよ」
聖奈「みんなで協力してなんとか脱出しましょう」
ジャイアンが皆に向かって言った
ジャイ「よっしゃあ!それじゃあ全員散開!!」
しかし、太郎がもぞもぞしていった
太郎「そ、その前に僕トイレに行きたいんだけど・・・」
健治はびっくりする
健治「おいおい!?そこまで面倒見切れねえよ」
マーズ「こんな時にトイレかよ……まぁ、それが人間なんだろうな、アニメにはいかねえか」
健治は嫌な顔をした。スネ夫がのび太に向かって
スネ「のび太お前行けよ。」
のび太は鳩が豆鉄砲を喰らった顔になった
のび「えぇええ!?なんで僕が!!?」
スネ夫は理由を言い出す
スネ「今、手が空いてるのはのび太だけだろ?いいから行って来な」
太郎がさらに続けて
太郎「ああーもう出そう……」
のび「あーーーーーーー!もう解った……わかりましたよ!」
マーズ「化けどもに気をつけろよ」
のび太は諦めて太郎をトイレまで連れて行く
作品名:BIOHAZARD -DEAD CITY EXODUS- 作家名:シド