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こーこうせい
こーこうせい
novelistID. 39746
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魔法少年?リリカルなのは

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Episode 4



● ○ ● ○ ●


「なるほど、性別があってなかったのね。道理で服装があってないと思った。男であの格好はおかしいもんね」

「えっ?」

「えっ?」

『What!!?』

 
 機械にも間違われるおれの容姿。そろそろ男として自信がなくなってきた。いっそ坊主にでもするか。いや、おカーさんの方がこのもふもふより怖い。

 とりあえず洋服のままじゃ死亡コース一直線なので今一度変身。一度決定したデザインは変更できないなんてこれなんていじめ。これじゃぁただの女装趣味。誰にも見られないことを切に願う。

「まぁ服装のことはこの際仕方がないとして、さっきからギョルギョルいってるこのもふもふはどうすればいいんだい」

 
 魔法に関してど素人だから赤い玉に任せてたけど空飛んだり、突進してきたり落下してきたりするもふもふを防いだり、魔法は色々できるっぽい。

 目の前のピンク色の光がいい感じに守ってくれてるけど何なんだろうこの光。力が抜けてくんだが。

「それは君の魔力だ!君の魔力は確かにすごいけど、ずっとつづけてたらいつか魔法が使えなくなるよ!気をつけて!」


 そういうことは先に行ってくれフェレットくん。 

 でもこのままいくとガードが壊れてGAMEOVER、やめても突進でGAMEOVER。どうするべきか。そろそろ詰む。 

『利き手を前に出して!』
 
 
 赤い玉にそう言われて左手を出すおれ。

『Shoot The Bullet...Shoot!!』


 左手から発射される光。3つにちぎれるもふもふ。

「また、つまらぬものをうってしまった」


 なんか違う気がする。

「まずい!このままだと外に出てしまう!なんとか封印しないと!」

「ぎゃくに外に出したほうがいい気がする」

「えっ!!?」

「うちの兄とおとんは人の域を超えてるのです。」


 この間天井走ってたし。竹刀同士で火花散ってたし。多分二人なら一撃で倒せる気がする。ねーちゃんも……ドジさえしなければいけるはず。最近にーちゃんの弟子入りしてたし。

 そんなことは置いておいて。そんな暇がないならやりましょう封印。封印には大威力の魔法が必要とかなんとか。つまり全力で攻撃すればいいってことだろう。


 なんだろう、ワクワクする。オラわくわくすっぞ。

『そうです。胸の中の熱い魂を腕に集めて』


 赤い玉はそういうとトランスフォーム。なんかかっこよくなってトリガーがついた。

 頭の中に広がるビジョン。ターゲットマーカーが3つ。……目標をセンターに入れてスイッチ。しかし発射されたのは銃弾などではなく地面を軽くえぐるレベルの砲撃。

 砲撃はロックオンした3匹に直撃。散り散りになって消え去った。魔法ではなく魔砲。誤字だけど誤字ではない。

「これなんてオーバーキル?」


 3匹のもふもふから出てきた青い宝石は赤い玉、正式名称レイジングハートに吸収。これにて一件落着。

 色々なことで感動したおれはバーニングにメールを送ってみたり。


『おれ、空飛んだんだ』

 そーしん。ちゃくしん。

『死んだ?』


 そーゆー意味ちゃうわ。