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新生勇者戦記ブレイヴサーガ・ディザスター 第91話

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  デスロカリスが輸送機を捕らえた。機体がデストファングでひん曲がり、小中の爆発を引
き起こす。そして、口に相当する部分からプラズマ砲が零距離で発射された。

    ヴィギヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!! ヴァダズズズズガア
アアアアアアアアアアアアア!!!

  爆発粉砕する輸送機。彼らの殉職を許してしまった瞬間だった。この瞬間、要に重厚なま
での自責の念が重くのしかかった。

  要 「なっ・・・・!!!」

  デスロカリスは容赦なく次の獲物を狙う。無論狙われるのは同じSWAT隊の輸送機だ。

    ギュゴオオオオオオオオオオオオオッッ!!!

  輩C 「ぎゃははははああああああ!!!」

    ガギャゴオオオオオオオオオ・・・・・ヴィズガアアアアアアアアアアアアッ!!!

  続けて2機目が墜とされた。要は自責の念に囚われ、攻めの姿勢を失ってしまっていた。

  ジェイデッカー・バーニアンは必死に要に呼びかける。

  ジェイデッカー・バーニアン 『隊長!!隊長!!しっかりしてください、隊長!!!こ
のままでは機体が全滅してしまいますっ!!隊長!!!』

  要 「くっ・・・・俺は、なんてことを・・・!!!」

  ジェイデッカー・バーニアン 『隊長っっ!!!』

  要 「っっ・・・・・!!!」

  要は半ば自棄(やけ)になったかのようにJXブースターの制御出力値を280%まで上げ
た。そしてデスロカリスに向かって、ジェイデッカー・バーニアンを加速させる。

    ドォオオオオオオオオオオオッッ!!!!
  


  一方、紬達の救出に成功した舞人と丈は、グレートロコモライザーと轟龍に乗り込んでい
た。停止してしまっているシステムの回復作業を行う。

  その姿をコックピットシートの後ろから覗き込むように紬が舞人を、菫が丈を見ている。

  その作業の中で、グレートマイトガインの超AIそのものは無事であることが判明した。

  舞人 「よかった!!データそのものが持っていかれたわけではなかったみたいだ!!」

  紬 「直るの?グレートマイトガイン・・・。」

  舞人 「ああ!!そうとわかれば、後は再起動のセットアップをすればいい。ここからが
嵐の反撃だぜっっ!!!」

  舞人はそう言うと、すぐに再起動作業に取り掛かる。一方の丈は既にその作業に入ってお
り、後少しで再起動するに至っていた。カタカタとセッティング用のキーボードの音が鳴る。

  丈 「・・・・・・。」

  菫 「轟龍・・・・。」

  丈 「心配するな、直ぐに再起動できる・・・・・・・・・よしっ。」

    ピピーッ・・・ビギュイビギュィウィウィウィウィイイイイイ・・・

  起動音と共に、各モニターや各計器類に光が灯っていく。

  轟龍 『・・・・・数時間ぶりだな・・・。』

  菫 「直ったっ!!」

  丈 「な?これで一安心だ。さぁ、轟龍・・・リベンジの時間だ。」

  轟龍 『無論だ・・・・。』

  舞人もマニュアルを見ながらグレートマイトガインの再起動のセットアップを続ける。間
も無くして、コックピットルームに光が灯る。

    ビギュインッ・・・ピーピーピーピーピピピピピピピピピピピ・・・ギュフィイ!!

  舞人 「やったっ、再起動完了だ!!大丈夫か?!!グレートマイトガイン!!!」

  グレートマイトガイン 『ああ、なんとかな。紬嬢達はどうなった?!!』

  舞人 「この通り無事に助け出したっ!!後は脱出して・・・・。」

  紬 「そういえば澪ちゃんは?!!澪ちゃんはどうなったの?!!澪ちゃんも囚われてい
たのよ?!!」

  舞人 「俺も外とは連絡が出来ない状況だったからな・・・直ぐに確認を取る!!!」

  その時、紬は澪の事を叫ぶ。彼女にはまだ軽音部の大切な仲間の安否を確認できていなか
った。段取りが破綻した為に、舞人にも確認できない状況。大至急紬達の救助の報告を兼ねて
Jトランスポーターへ確認をとる。

  舞人 「こちら、舞人!!紬令嬢と菫ちゃんの救出、及びグレートマイトガインと轟龍の
奪還に成功!!!もう一人の拉致されたコの救出状況はどうなっているんです?!!」

  吉崎 「舞人君?!!無事だったのね!!?もう一人の秋山澪さんはさっきファイバード
が救出に成功したわ!!そのまま脱出してっっ!!!外じゃ、巨大ロボットの攻撃を受けてて
危ない状況なの!!!」

  舞人 「そうですか!!!了解っ・・・紬さん、秋山さんは無事だ!!!ファイバードが
、勇士朗君が救出してくれていた!!!」

  紬 「本当?!!よかったぁあ・・・・!!!」

  自分の身分上で巻き込んでしまった友人の無事を確認した紬は一気に安心感を覚え、嬉涙
を浮かべた。舞人はにっと笑い、グレートロコモライザーのレバーを動かす。

  舞人 「よし!!グレートロコモライザー、発進するっ!!!嵐のリベンジだっ!!!」

    ギュウィイイイイイ・・・・ドォバオオオオオオオオオオオオオッッ!!!

  同じく丈もレバーを動かし、轟龍を発進させる。もちろん菫への気遣いも忘れない。

  丈 「轟龍、出るぞっ!!!菫もしっかり掴まっていろよ!!」

  菫 「はい!!」

  轟龍 『了解した・・・。』

    ギュウィイイイイッ、ドォバアアアアアアアアアアアアッッ!!!

    ・・・・・・ギュドォオオオオオッ・・・・・・ギュバオオオオオオンッ!!!

  脱出口よりグレートロコモライザーとジェット形態の轟龍が飛び出す。それから数秒後、
島内にあった爆破装置が作動。アジトの下から一気に爆発が巻き上がった。

    ヴァガズドォガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!

  舞人 「アジトが爆発?!!まさに危機一髪だ!!!榎本めっ、全てを隠蔽する気だった
か!!!」

  紬 「・・・・・本当に危なかったのね・・・!!!」

  舞人 「ああ。だが、これで一安心だ!!!そういえば、紬さん達を手にかけていた奴ら
は何処へ行ったんだ?!!」

  紬 「え?!!・・・・・・確か助けに来た人たちを倒すって・・・。」

  その会話を聞いていた丈が舞人に突っ込む。少しでもそのときの状況をフィードバックさ
せないために諭す。

  丈 「舞人。そのことについて紬嬢達に問うな。思い出したくないことを思い出させる。
今はただでさえ鮮明に残ってしまっているはずだからな。」

  舞人 「そうかっ、ごめん、紬さん・・・。」

  紬 「ううん。気にしないで・・・。」  

  丈 「俺はモニターの会話を聞いていた。奴らは榎本の指示を受けてジェイデッカー・バ
ーニアン達の迎撃にむかった。戦闘ロボに乗っているのは十中八九あいつらだ!!!」

  紅蓮の炎をバックにツェレター90のキャノン砲の攻撃を受けるバスターボンバーとフレ
アダイバー。

    ディギャゴオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!!!

  バスターボンバー&フレアダイバー 『ぐああああああああ!!!』