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　　デスロカリスと空中戦を展開するジェイデッカー・バーニアン。許容的な戦闘にも限界が
訪れていた。

　　　　ギュドオオオオオオオオオ・・・・・ヴァズウウ、ヴァズウウゥゥッ！！！！

　　ジェイデッカー・バーニアン　『くううううっっ・・・！！！』

　　要　「おおおお・・・・！！！ん？！！コントロールが？！！」

　　更にデスロカリスが遂に最後のＳＷＡＴ隊の輸送機に狙いを定める。ジェイデッカー・バ
ーニアンは、自らの意思で迷うことなくかばうように進路上に飛び込んだ。

　　超ＡＩに秘められた未知の機能が一時的に要のコントロールを遮断した。

　　ジェイデッカー・バーニアン　『おおおおおお！！！』

　　　　ドォアアアアアアアアアアアアア・・・・・・ガギャシャアアアアアアアア！！！！

　　ジェイデッカー・バーニアン　『ぐあああああああああ！！！！』

　　ジェイデッカー・バーニアンは、デスロファングに捕らわれてしまう。

　　要　「ジェイデッカー・バーニアアアアアアンッッ！！！くぅうううっ・・・！！！」

　　紬達に散々手をかけた連中が巨大ロボットに乗り、さらに仲間を襲っている。その事を認
識した舞人。さらに今一度紬達を弄ぶビジョンを回想する。舞人の闘争心が爆発した。

　　舞人　「・・・・・やつらめ・・・これ以上痛めつけられると手段を選べないっ！！！全
力で奴らをぶっ潰すっっ！！！」

　　丈　「ああっ、菫を弄んだ罪・・・・俺と轟龍で裁くっっ！！！掴まってろ！！！」

　　菫　「きゃっ！！」

　　　　ギュドォオオオオオオオオオオオオオオオオッッ！！！！

　　轟龍がスクトリア部隊とデスロカリス目掛け加速していく。舞人もグレートロコモライザ
ーを加速させ、巻き上がる炎を背景に合体システムを発動させた。


　　　　　　　　　　♪　ＢＧＭ　グレート・ダッシュ！！　フルＶｅｒ


　　舞人　「レェエエエエエエッツ・グレェエエエトマアアイトガアアアアインッ！！！」

　　グレートマイトガイン　『グレート・ダアアアアシュ！！！！』

　　グレートロコモライザーが加速しながら突き進みながら、連結したコンテナユニットから
ライナーズとドッキングユニットを射出する。各機がグレートロコモライザーの周囲に就くと
コンテナユニットが分離。海上へ向けて自動操縦で離脱・降下していく。

　　グレートロコモライザーの後部が真っ二つに分離。直進しながら反転した後に、機体が直
立状態でホバリングする。その左右についていたライナーズがアームユニットに変形。レーザ
ーセンサーに導かれながら本体とドッキング。それに合わせ、クレーンユニットと射突ドリル
ユニットが腕に合体する。

　　舞人　「グレートマイトガイン、起動っっ！！！」

　　舞人がレバーをガチッと動かすと、胸部が倒れ込みマイトエンブレムが姿を見せる。同時
に背部のウィングが上部に展開。

　　本体の中央からグレートマイトガインの頭部が持ち上がり、額のアンテナが左右にバキキ
ンッと倒れる。そして機体各部からブースターを噴射させながら両腕の拳を激突させて合体を
決めた。

　　舞人　「さぁ、いくぞっグレートマイトガインッッ！！！これまでの屈辱、千万倍にして
返してやるぜっっ！！！！」

　　グレートマイトガイン　『ああ！！！無論だっっ！！！！』

　　グレートマイトガインはそう答えながら向かって右腰に装備したグレート動輪剣を右手に
握り締めた。そしてその刀身の切っ先をかざす。

　　舞人は直ぐにグレート動輪剣のエネルギーを起動させ、出力数値を最初から３２０％に引
き上げて設定する。完全に容赦する気はない事が窺える。それほどまでに舞人の闘争心はいつ
になく全開であった。

　　舞人　「紬さんっ、しっかり掴まってて！！」

　　紬　「うん・・・・っ！！」

　　グレートマイトガイン　『おおおおおお！！！！』

　　　　ギュドォオオオオオオオオオオオオオッッ！！！！

　　グレートマイトガインは、グレート動輪剣を振りかぶりながら急降下した。

　　一方、デスロファングに捕らわれたジェイデッカー・バーニアンに最大の危機が訪れてい
た。巻き込まれた機体の頭上にはプラズマ砲の発射口が零距離で控えている。

　　輩Ｃ　「これでおわりだぁ〜♪」

　　プラズマ砲がチャージされた次の瞬間、連続で紅いビームがデスロカリスに着弾した。

　　　　ドォズドォオオッ、ドォズドォォッ、ドォズドォオオッ！！！！

　　　　ディゴンッ、ドゥヴァガッ、ガギャズウウウウウンッッ！！！！

　　輩Ｃ・Ｄ　「がああああああ？！！」

　　　　ギュゴオオオオオオオオオオッッ！！！！

　　この攻撃によってデスロカリスはジェイデッカー・バーニアンを離す。

　　ジェイデッカー・バーニアン　『？！！・・・・・轟龍？！！脱出できたのか？！！』

　　轟龍　『ここは任せろッ！！！』

　　ジェイデッカー・バーニアン　『わかったっ、任せたぞっ！！！』

　　ジェイデッカー・バーニアンはその場を離脱した。間髪いれずにバスターキャノンを構え
た轟龍が一気に突っ込む。

　　丈も既に闘争心で人機一体となっていた。デスロカリスを護衛するように４機のスクトリ
アが射撃する。だが、その行為は無駄に等しい。轟龍はバスターキャノンで容赦なく排除に掛
かった。

　　轟龍　『邪魔だ・・・！！！』

　　　　ドォズヴァアアアッ、ドォヴァアッ、ドォヴァガッ、ドォヴァガアアアアア！！！！

　　　　ドォゴバアアアアッ、ガヴァゴオオッ、ドォゴカアッ、ゴヴァシャアアアア！！！！

　　容易くスクトリアを撃破すると、轟龍はレフトアームを高速回転させながら振りかぶる。

　　丈　「おおおおおおお！！！」

　　　　ギュゴオオオオオオ・・・・・ズギュルルガガガガアアアアアアアッ！！！！

　　加速の勢いを付加させたスクリューナックルが背面に炸裂。更にここからスクリューガト
リングの零距離射撃が撃ち込まれた。

　　　　ギュルウウウウウ・・・ヴォドォルルルルルルルウウウウウウッッ！！！！

　　　　ディギャギャギャギャドォドォドォディギャガガガガッガガガアアアン！！！！

　　背面から爆炎を噴出すデスロカリス。轟龍は一旦離脱し、上空より繰り返し狙い撃つ。一
撃、一撃が確実に装甲を撃ち抜いていく。

　　　　ドォゴヴァアアアッ、ゴヴァアッ、ゴヴァッ、ゴヴァッ、ゴヴァアアアアア！！！！

　　　　ディガアアアンッ、ドォヴァ、ゴヴァッ、ズギャゴオオ、ダガギャアアアッ！！！！

　　輩Ｃ　「うおおおおおお・・・・一体なんなんだ？！！」

　　輩Ｄ　「くそおおおおっっ！！！もっと堪能しとくべきだったぜえええ！！！」

　　その時、彼らのモニターに丈からのほんの数秒の通信が入る。

　　丈　「貴様らに誘拐された少女の屈辱・・・・俺がここで晴らす。気にするな、一瞬で終
わる・・・！！！！」

　　輩Ｃ・Ｄ　「――――？！！」

　　轟龍は直進しながら旋回。加速力を付けてバスターキャノンの銃口を頭部正面に突き刺し
た。