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新生勇者戦記ブレイヴサーガ・ディザスター 第91話

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    ギュゴアアアアアアアアアアア・・・・ダギャシャアアアアアアアッッ!!!!

  輩C・D 「がああああああああああ??!」

  これまでかというほどの超衝撃。同時に零距離射撃体勢が整う。丈は怒りの無表情で、出
力値を300%に跳ね上げた。

  そしてバスターキャノンがチャージされていく。これに対し輩の一人が無駄な命乞いをす
る。無論、結果論が火に油なのは言うまでもない。

    ギュヴヴィイイイイイイイィィ・・・・・

  輩C 「そ、そうだ!!!おまえも混ぜてやる!!!いっしょに思春期の少女を愉しもう
ぜ!!?悪くないだろう??!な!?なな??!」

  この音声に菫は悲痛な想いを受けた。小さな声で丈に助けを求めるかのように呟く。

  菫 「もう・・・・いやだっ・・・・!!!」

  丈は穏やか答えると、表情を一変させながら、かっと目を見開いて怒りの引き金を離す。

  非情なまでに容赦のない鉄槌で菫の悲痛なその想いに答えた。

  丈 「安心しろ・・・・・・これでおわりだぁっっっ!!!!」

  轟龍 『お前を殺す・・・・!!!!』

    ・・・ヴァドォルギュヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!

  輩 C・D 「ぎゃがかァごぅェァッッ―――――――!!!!」

    ズディギャギャギャガガガガシャアアアアアアアア・・・・・・・!!!!

  超零距離射撃の紅い大出力のビーム過流が、コックピットをかき消しながらデスロカリス
を容赦なく消滅させる。忌まわしいモノと共に。

  デスロカリスは残った機体の部分を爆砕させながら砕け散った。

    ディガズヴァギャラガァアアアアアアアアアアアアアアアアン・・・・!!!!

  そして、バスターボンバーとフレアダイバーに迫るツェレター90に、グレートマイトガ
インが振るうグレート動輪剣が炸裂する。巻き起こる勇者の旋風(かぜ)。

  グレートマイトガイン 『おおおおおおおお!!!!』

    ザギャガアアアアアアアアアアアアアアンッッ!!!! ドォガアッ!!!!

  輩A・B 「があああああああああ?!!」

  斬り裂いた胸部から小爆発が噴き出た。ツェレター90は体勢を崩して倒れ込む。

  その正面でグレートマイトガインが着地。バスターボンバーとフレアダイバーを気遣う。

  グレートマイトガイン 『バスターボンバーにフレアダイバー!!大丈夫か?!!』

  バスターボンバー 『・・・・なんとかな・・・・やつのキャノン砲とパンチは強力だぜ
!!!』

  フレアダイバー 『我々も少々くらい過ぎたようだ・・・・!!!さっきから駆動系がお
かしい・・・!!!』

  彼らの言うとおり、ツェレター90はこれまでの犯罪ロボットとしては強力な火力と装甲
を持っていた。攻撃をくらい続けた2体の機体に異常が起こっても不思議ではない。

  舞人 「わかった・・・・よくがんばってくれたな!!後は俺とグレートマイトガインに
任せろっ!!!!」

  グレートマイトガイン 『さぁ、私が相手だっっ!!!覚悟しろっっ!!!紬嬢、ここか
らさらに激しいGに見舞われます!!!今以上にしっかり掴まってっ!!!』

  紬 「うん!!」

  紬は言われたとおりにギュッとシートにしがみつく。

  舞人はシステム・グレートダッシュを発動させた。専用ディスプレイが立ち上がる。

  中の紬にも気遣いながら切っ先をツェレター90に向かって突き出すグレートマイトガイ
ン。嵐のアタックをかける意思表示だ。舞人も怒りと正義感を込めた両手でレバーを動かす。

  舞人 「いくぜええええええええっっ!!!!」

    ゴォギュドォオオオオオオオオオオオッッ!!!!

  体勢を立て直したツェレター90に、超高速のグレート動輪剣の強力な袈裟斬りが迫る。

  輩A 「くっそ・・・こいつがグレートマイトガインかっ・・・なんて強さだっ!!!」

  輩B 「来るぞおおおおおお!!!」

  グレートマイトガイン 『おおおおおおおおお!!!!』

    ザァディガギャアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!

  輩A・B 「うおおおおおおおおおあああああ??!」

  右肩のアーマーを斬り砕きながら豪腕の右腕を吹っ飛ばす。その勢いのまま駆け抜け、反
転。グレートディバイダーとシグナルレーザーを同時に敵機の背面へぶち込む。

    ギュゴアッ・・・!!!

  グレートマイトガイン 『グレートシグナルディバイダーッッ!!!!』

    ヴィギギャズヴァアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!

    ヴァズドォガアアアアアアアアアアアアアアンッッ!!!!

  輩A 「ぐおおおおおおお・・・・・くそったれがあああ!!!!」

  輩の一人が怒り任せに機体を操縦。グレートマイトガインに向かってツェレターキャノン
を撃ち込む。

    コオオオォォ・・・・ディギュゴアアアアアアアアアアアッッ!!!

    ズドォヴァゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!

  巻き上がる半円状大爆発。輩は仕留めたと確信した。だが・・・。

  輩A 「しゃあああああ!!!こいつの威力は伊達じゃな・・・。」

  輩B 「・・・・・ん?!!馬鹿野郎、上だ、上ぇえええええ!!!」

  舞人 「遅いぜぇえええええっっ!!!!」

  グレートマイトガイン 『でええああああああああああああっっ!!!!』

    ギュゴアアアアアアアアアアア・・・・ザギャダァアアアアアアアアアアン!!!!

  斜め上上空より急降下するグレートマイトガイン。左肩のキャノン砲ごと左腕を破断。そ
こから更に反転、グレート動輪剣で斬り上げるように左脇アーマーを薙ぎ飛ばした。

    ゴオッッッ、ザヴァシュウウウウウウウウウウウウウンッッ!!!!

  脇腹に相当する部分が斬り裂かれた。しかしそれに止まらず、左腕を振りかぶって射突ド
リルを腹にぶち込む。噴き出る爆発。

    ガゴァアアアアアアンッッッ、ヴァゴガアアアアアアッッ!!!!

  そこから離脱すると、グレートマイトガインは再びツェレター90の正面へと移動。加速
をつけて再び切っ先を突き出してツェレター90に突っ込む。

    ゴオオオオオォ・・・・ギュウィイイッッ、ドォオオオオオオオオオオオ!!!!

    ・・・・ズドゥギャシュウウウウウゥゥゥッッッ――――!!!!

    ギャギャギャッ・・・・ヴィギギギギィィッ・・・ジュジュシュゥゴオオォォ・・・

  輩A 「ちょ、ちょっとまてえええええ!!!」

  輩B 「話せば解るっっ!!!思春期の少女はいいもんだっっ!!!」

  グレート動輪剣の刀身が、深くツェレター90のボディーに突き刺さる。スパークが何度
も迸る。舞人はこの状態のまま輩達に言い放つ。

  舞人 「・・・・データ入手の為だけに紬さん達を誘拐した上、貴様達はいたいけな彼女
達を散々弄び、その挙句に仲間を傷つけた・・・・その所業・・・・決して許しはしないッッ
!!!!」