トータル・イクリプス Side Story
トータル座談会
この回では、作者の脳内でトータル・イクリプス登場キャラクターと作者で座談会を行うイタイ企画です。
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―ではまず自己紹介からお願いします。
崔亦菲(以下-崔)「暴風小隊の崔亦菲よ!トータル・イクリプスではダブルヒロインの1人をやらせてもらったわ!」
篁唯依(以下-篁)「…帝国近衛軍、篁唯依中尉だ。設定上、トータル・イクリプスのダブルヒロインの1人をやらせてもらった…」
ステラ・ブレーメル(以下-ス)「スウェーデン軍のステラ・ブレーメル小尉です。アルゴス試験小隊では調整役をしていたわ。」
―ダブルヒロインは篁中尉とビャーチェノワ少尉です。
崔「いちいち突っ込まなくてもいいわよ!」
―まずは、トータル・イクリプス・アニメ版、面白かったです。
崔「スルーなの!?…ふんっ、私が出てるんだもの、当然でしょ?」
―帝都燃ゆも中々の反響でしたね。
篁「ああ、私が訓練兵時代からのか。あれは小説にもなかったエピソードだが…あまりいい思いではないな。」
ス「日本の首都が陥落したのは私も驚いたわ。」
崔「確かにね。日帝が墜ちたのはね~」
ス「ただ、それがユウヤに日本人形って言われる一端になっていたのかもね?」
篁「ああ…確かにそうかもしれない。あれを期に私は泣かないと誓ったが、大事な物も置いてきてしまったのかもしれないな…」
崔「ふ~ん。ただのお姫様じゃなかったのね。ま、お陰で私がユウヤをGET出来たんだけどっ!」
ス「崔中尉、ユウヤは…」
崔「なによ?」
ス「…いえ。」
―皆さんユウヤが好きなんですね?
ス「ええ、でも実は私が初めにユウヤに目を着けたのよ?」
篁「えっ…」
崔「ちょっ、どーゆーことよっ!」
ス「崔中尉はご存じないでしょうけど、ユウヤがユーコンに来たとき、模擬戦、やったんです。そのとき、ユウヤとエレメントを組んだんだけど…唯依は覚えてない?」
篁「ああ…確かにそんなことがあったな…」
ス「その時はユウヤも気を張っていたけど、随分と可愛かったわよ?」
崔「ちっ…そんなに早くにエレメントを組んでたのね…」
―なるほど。篁中尉と崔中尉は?
篁「私は南の島でユウヤとビャーチェノワ少尉と遭難した時…なのかもしれん。」
ス「あら。じゃああの時、やっぱり朝まで来なかった方がよかったのかしら?」
篁「なななっ…そんなことはないぞっ!」
崔「へぇ。お姫様、そんなチャンスがありながらユウヤをモノに出来なかったのね~?」
篁「つ、崔中尉…ところで崔中尉はいつユウヤを知ったのだ?」
崔「ん~。南の島行くまでは小耳に挟んだ程度だったけど、気になったのはカムチャッカ遠征の時ね。最も、あの時は衛士として興味があっただけだけど。」
ス「ユウヤがレールガンを使った時かしら?」
崔「そうそう。なんたって友軍誤射なしだもの。並みの射撃技術じゃないわよ?」
篁「確かにあの混戦でのユウヤの射撃技術は目を疑ったな…」
崔「で、ブルーフラッグでもう殺られたわ。私より強いなんて…彼氏にするしかないでしょっ!」
―まあ、ユウヤは恐らく気付いてないでしょうね。
篁「そうだぞ崔中尉!ユウヤが中尉のことを…」
―篁中尉も多分、気づかれてないです。
篁「あううっ…」
ス「まぁ、ユウヤだもの。」
篁・崔「…はあっ…」
―ははっ。まあ、ユウヤの話はこれくらいで。
アニメ版は終了してしまいましたが、皆さんはどの辺りを見て貰いたかったですか?崔中尉から。
崔「私はブルーフラッグでユウヤと闘ったトコね。あそこまで血がたぎったことはそうないもの。後はユーコン事件の時の市街戦のシーンかしら。私は自爆に巻き込まれちゃったけど、あそこはユウヤもカッコよかったしね。」
―崔中尉の機体制御はユウヤも戦慄してましたね。ストライク・イーグルを駆った時もコントロールは抜群でしたし、さすがはテストパイロットだと思いました。篁中尉は?
篁「私は…カムチャッカ遠征の時のレールガン使用の時だろうか。帝国の兵器をアピール出来ただろうし。後は、私個人としては好まないが、ユーコン事件の際の、ビャーチェノワ少尉とシェスチナ少尉と私とユウヤが闘ったシーンだろうか。あの時のユウヤの力強さには感じるものがあった…」
―篁中尉は名シーンが多々ありますね。レールガンやユーコン事件もそうですが、水着シーンなんかは?
篁「あ…あれはオルソン大尉の命令でっ…」
―温泉は?
篁「あ…あれもオルソン大尉の陰謀…」
崔「温泉はビックリしたわね。まさか裸とは…お姫様に対抗して私も脱いだけど。」
ス「ほらほら。あまり苛めないの。」
―ブレーメル小尉は?
ス「私は…カムチャッカからユウヤと唯依と一緒に離脱するトコかしら。あの時のユウヤの決意は衛士としても尊敬に値するわ。」
篁「私を生かそうとしてくれたユウヤの気持ち、忘れはしない…」
ス「そうね。」
崔「私もピンチになったらユウヤは心配してくれるかしら?」
―してたじゃないですか。
崔「えっ?」
ス「ほら、ユーコン事件で敵の自爆に巻き込まれたときに…」
篁「亦菲!って叫んでいた気がするのだが…」
崔「そうなの?強制排出に必死だったから。」
ス「まあ、無理もないでしょうね。」
篁「ブレーメル小尉はピンチにならなさそうだが…」
崔「むしろ助けてくれそうな?」
ス「あら?カムチャッカ離脱するとき、内心ヒヤヒヤだったわよ?」
篁「全く感じなかった…」
崔「なんか、無条件に安心感を覚えるわよね。」
―ポーカーフェイスに加えて、温かさを感じさせてくれる気がします。
ス「上手ね。ふふっ。」
篁「いや、本意だ。アルゴスが上手くいっているのも、ブレーメル小尉あってのものだと思う。感謝している。」
ス「ありがとう。」
―最後になりますが。
崔「私、あまり喋ってない気がするわ。」
篁「そんなことはない。よく話していたぞ?(…サブキャラにしては)」
ス「そうですね。(サブキャラにしては)」
崔「まあいいわ。でも最後は締めてもいい?」
―構いませんよ。
篁・ス「ええ。」
崔「アニメ版トータル・イクリプスは終わってしまったけれども、ゲーム・小説・コミックでもトータル・イクリプスは続いているわ。それに、アニメ版もBlu-ray・DVDで展開してるし、要チェックよ!」
ス「CDでもトータル・イクリプスの世界観が感じられるわ。是非聴いてみてほしいわね。」
篁「私達の活躍を見て楽しんで貰えれば、嬉しい限りだ。」
崔「これからもよろしくね!」
―ありがとうございました。
作品名:トータル・イクリプス Side Story 作家名:Sepia