Wizard//Magica Wish −6− 前編
マミ、杏子、ウィザードは各々の武器を手に取り再びミサと比岸の魔女へと構える。それをみたミサはにやりと笑い、再び異型の怪人のような姿、メデューサへと変貌したのだ。メデューサは3人に向かって右手を掲げる。それと同時に比岸の魔女はまるで命令されたかのように3人の元へと襲ってきたのだ。
「ハルトくん、佐倉さん。私はあの人と戦うわ!2人はあの魔女をお願い!」
「けどマミちゃん!」
「大丈夫、負けるもんですか!さて、任せたわよ!」
焦るウィザードを落ち着かせるかのようにマミは微笑み、両手にマスケット銃を持ちメデューサと戦闘し始めた。ウィザードと杏子はマミの指示通り魔女へと突っ込んでいった。
「さて、一人じゃ苦戦したけど二人なら余裕だな!」
「俺が盾になるから杏子ちゃんは何も考えず突っ込んで!」
「あぁ!背中は任せたよ!」
「良いの?手加減はしているつもりだけどあまり優しくできないわよ?」
「あなたこそ、そんな言葉が出せる程余裕はあるのかしら?私は容赦しないわよ!」
作品名:Wizard//Magica Wish −6− 前編 作家名:a-o-w