Wizard//Magica Wish −6− 後編
カバンを持ちドタドタと音を立てながら巴マミは学校へ登校していく。ソファには私のソウルジェムを持ちながら熟睡している佐倉杏子がいた。その気になればいとも容易くソウルジェムを取ることができるのだが、どうせ今日で解放してくれるのだ。別にそこまでしなくても良いだろう。
「ふぅ…」
私は再び横になる。
ここまで身体を休ませたのは久しぶりだ。いつもなら弾薬の補充の為色々なところに出かけることが日常茶飯事だったのだが。
−ほむらちゃん!一緒に帰ろ?−
あぁ、またあの「夢」を見てしまうのだろうか…。
そして私は意識を失った…。
作品名:Wizard//Magica Wish −6− 後編 作家名:a-o-w