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無未河 大智/TTjr
無未河 大智/TTjr
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仮面ライダー ~episode of NEW RIDERS~

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第二章 オーズ 新たなグリードと三色コンボと大きな剣



ところ変わって鴻上ファウンデーション
「火野君!後藤君!お呼びだてしてすまない!」
いつも通りのテンションで鴻上会長は話す
「どうしたんですか、鴻上さん。俺達二人を呼び出して」
彼は火野映司
またの名を仮面ライダーオーズ
少し前までは800年ぶりに復活したグリードと戦い、自らもグリードとなりながらも戦いつづけた青年だ
その中で友情を育んでいたグリードの一人の形見は、今でも肌身離さず持っている
「そうですよ。…また何かあったんですか?」
彼は後藤慎太郎
またの名を仮面ライダーバース
世界を守ることを目標としていた警官で、バースの元正式装着者
今では職務復帰し、刑事として仕事に勤しんでいる
だが、今回二人まとめて呼ばれた理由
そんなもの、大体決まっている
「ああ、実は、先代オーズの棺を見つけた遺跡をもう一度調査していたら、もう一人グリードを見つけてねぇ…。まだ封印されていた…そうだな、前にアンク君の片割れがあっただろう。あれと同じような状態だったから、こっちに輸送していたんだよ。そしてこっちの空港についたときに運搬ミスでうっかり衝撃を与えてしまって、それで覚醒させてしまって逃げられてしまったんだよ…というわけで火野君、後藤君、そのグリードと戦ってくれたまえ」
いつも通りの色々なテンションで見事に状況を説明した
それを聞いて後藤は深いため息をついた
「…何やってんですか会長。また面倒臭いことを…」
「と、とりあえず、やってみます。行きましょう、後藤さん。近くにいるかもしれない」
「ああ」
後藤は目の前にあったバースドライバーとバースバスターを受領して二人は部屋を出ようとした
「まちたまえ、火野君」
そんな映司を鴻上は呼び止めた
「これを持って行きたまえ」
その手にはメダルが握られていた
白のメダルと、黄緑のメダルと、オレンジのメダルだ
「私が新しく開発したコアメダルだ。使いたまえ。コンボが発生するはずだ」
「分かりました」
そして二人は走った



ライドベンダーで走ること数十分
空港に到着した
「まだいるとは思えないが、一応探してみるか」
「はい」
と、噂のグリードを探していると…
「貴様…」
声が聞こえた
聞いたこと無い声だった
二人は振り返った
そこには
「貴様…俺が持っていないメダルを持っているな…寄越せ」
グリードだ
こいつが鴻上の話していたグリードなのだろうか
わからない
「こいつか!?」
「わからない。だが、行くぞ!」
二人はドライバーを腰に装着した
映司はコアメダルを三枚ドライバーに入れ、オースキャナーでスキャンした
「変身!」
『タカ トラ バッタ タットッバ タトバ タットッバ』
後藤はドライバーにセルメダルを入れ、右側のレバーを回す
「変身!」
そして二人の変身は完了する
二人は改めてグリードを見た
よく見るとそれは、不思議な形をしていた
足は太く強靭な形をしており
腕には爪のようなものと鰭のようなもの
頭には虫のような複眼とクワガタのような角、両方のこめかみから後頭部にかけてメダルのような意表
後頭部には膜のような物
背中には鳥のような翼
そして胸にはオーズのオーラングサークルのような模様があった
「…一瞬、オーズに見えたんだが…」
「俺もです。でも、オーズは俺ですし…」
そう
まるで甲殻系を除いた全てのグリードの力を持っているかのような姿をしていたのだ
「お前…オーズか…。俺を封印したあと、何をしていた…。そのメダルはなんだ」
メダルとはさっき鴻上に渡されたものを指しているのだろうか
とりあえず
「あいつは、お前のことを先代のオーズだと思っているんじゃないのか?」
「そうかもしれないですね。…でも、とりあえず、やりましょう」
「ああ」
二人はグリードに向けて飛び掛かった
するとグリードは背中の翼を広げて飛び上がった
「チッ」
後藤は舌打ちするも、手を打った
『Cutter Wing』
映司もそれに合わせてメダルを選んだ
『タカ クジャク コンドル タージャードルー』
二人は飛び上がった
「お前、名はなんだ」
後藤がグリードに聞いた
「ヨグスだ。…貴様、何者だ。オーズではないな」
グリード…ヨグスは聞き返した
「俺はバース。オーズと同じだ」
後藤はそう答えた
あながち間違いではないのだが…
「Drill Arm」
後藤はドリルアームを出した
そしてその右手でヨグスを殴る
それに合わせてセルメダルがドリルアームについていった
映司はメダジャリバーを出し、それで切りかかる
「セイヤー!!」
ヨグスは右手から炎を出してきた
映司はそれを左腕のタジャスピナーで受け、再び剣で切りかかる
それを受けてヨグスは墜落した
後藤と映司もそれに合わせて地上におりた
「火野!これを使え!」
後藤はさっき剥ぎ取ったメダルを映司に渡した
「ありがとうございます」
映司は早速それをメダジャリバーに入れた
さらにオースキャナーでスキャンした
『トリプル スキャニングチャージ』
その剣を振りかぶる
「ハァァァァ、セイヤー!」
そして振り下ろした
その剣撃はグリードを次元ごと切り裂いた
…と思われたが
なんと、ヨグスは剣撃を受け止めていた
さらにそれを跳ね返した
「「うおっ」」
寸でのところで二人のライダーはそれをかわした
「火野、あのメダルだ。あれはコンボ発生メダルなのだろう。使え!!」
「分かりました」
映司は言われるままにメダルを取り出し、ドライバーに差し込む
それをスキャナーで読み込む
『ガゼル パンダ カンガルー ゼゼゼゼゼルパンガル ゼゼゼゼゼルパンガル』
大きな角のあるガゼルヘッド
トラアームとよく似たパンダアーム
アーム兼レッグでジャンプ強化のカンガルーレッグ
哺乳系のコンボだ
メダルの色は上から、白、緑、オレンジだ
しかしパンダアームは何故か白と黒だ
何故かと聞かれてもそれは
仕様です
としか答えられない
「はぁぁ!!」
映司は気合いを入れ、ヨグスに向けてパンダクローを向ける
「俺の持たないメダル…寄越せ」
ヨグスは挑発を受けてオーズへ向かっていった
それを受けて映司も走り出した
「ハッ!」
二人はお互いに向けてクローで攻撃する
しかしそれは映司に歩があった
ヨグスのクローが届く前に映司のクローが届き、そのまま両手を出してその爪で引き裂いた
「がふぅ…」
ヨグスは倒れたがすぐに立ち上がり、後頭部に薄い膜の翼を生やし飛んだ
「喰らえ…」
そして翼で冷気を出した
すると地面がヨグスのいた場所を中心に凍りだした
しかし映司は怯まない
腰にあるスキャナーを手に取り、ドライバーのメダルをスキャンした
『スキャニングチャージ』
「フッ」
映司は膝に力を入れ、大きく跳び上がった
その跳躍力ですぐにヨグスの元へとたどり着いた
そして頭の角でヨグスを上に上げた
さらに空中で跳躍し、ヨグスの元へ跳ぶ
動けないヨグスをパンダクローで切り裂き、地面へたたき落とした
そのヨグスは地面へクレーターを作りながら真っ逆さまに落ちた
「がはぁ…」
映司もまた真っ逆さまに落ちるが、気にしない
『タカ クジャク コンドル タージャードルー』
再びタジャドルに変身し、その翼で落ちる速度を落とした