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無未河 大智/TTjr
無未河 大智/TTjr
novelistID. 26082
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仮面ライダー ~episode of NEW RIDERS~

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さらにその能力を使いおりた地面の氷を解かした
その地面からあるものを取り出した
さながらティラノザウルスを模した斧
メダガブリューだ
それにメダルを四枚入れ、斧の上部のグリップを押した
『ガブッ ガブガブガブ ゴックン』
そしてグリップを戻す
『タジャドル』
映司は柄を持って翼を広げて飛んだ
「はあああぁぁぁ」
同じく翼を広げてヨグスも飛ぶ
だが遅かった
いや、オーズの方が早かった
すぐにヨグスに追いつき、メダガブリューで切り裂いた
「セイヤー!」
「がはぁぁ」
ヨグスは断末魔をあげて倒れた
しかし
「あれ、おかしいな」
「どうした、火野」
映司は首を傾げた
「意志を内封したメダルを含めて、何枚かメダルを砕いたはずなんです」
「だが…」
ヨグスは立ち上がっていた
「なんで…」
「俺のなかには意志を内封したコアは複数枚ある」
つまり
「そのような攻撃では、俺は倒せん。…お前が俺を作らせたのだろう、オーズ」
「そうだったのか…」
ということは、簡単には倒せない
どうすれば…
そのときだった
「うおおおおおおおおお!」
どこかで聞き覚えのある声が聞こえてきた
というより、この声を持つものは一人しかいない
「あれは…」
こちらに向かってくるライドベンダーと車計二台
「まさか…」
するとライドベンダーは二人の目の前で止まり、乗る人物はヘルメットを外した
「伊達明、リターンズ」
「伊達さん、それ二回目ですよ」
そう、伊達明だ
またの名を仮面ライダーバース プロトタイプ
元鴻上ファウンデーションの社員で、頭に残った銃弾を取り除くために一億稼ぐことを目的としていた、元バースの装着者だ
それからはバースを後藤に託し、アメリカに渡って取り除くことに成功した
そして戻ってからはバース プロトタイプの装着者となったのだ
「伊達さん、どうして…」
「お前らのピンチと聞いてな。すっ飛んできたよ」
そして車から誰か出てきた
その人は大きな箱を持っていた
「里中、お前も」
「後藤さん、大丈夫ですか?」
彼女は鴻上の秘書である里中だ
主に会長のお使いを任されている
「火野さん、会長からお届けものです」
里中は手に持つ箱を開けた
その中には、大きな剣が入っていた
「これは?」
「会長から説明を受けてください」
すると里中はタブレット端末を取り出した
『それはグレートコアセイバーだ。鍔の部分のついているターンテーブルにコアメダルをセットしてオースキャナーでスキャンして力を解放するんだ。ただし問題があって、全ての力を解放するにはスーパータトバコンボでしか出来ないことと、メダルは10枚入るが使えるコアメダルは7枚だ。それ以上入れると暴走するから、気をつけてくれたまえ』
これまたいつも通りのテンションで鴻上は説明を終え、すぐに切った
「とりあえず、やってみます」
「があああぁぁ!」
するとヨグスは叫びはじめた
そして大量のセルメダルを二つに割り、屑ヤミーを生み出した
「とりあえず、俺も行きますか」
伊達はドライバーを装着し、変身した
「変身」
「では、私はこれで」
里中はそのまま去って行ってしまった
「火野、こっちは俺達に任せろ!」
「お前はグリードの方へ!」
「はい!」
三人はそれぞれの相手へと走った
『スーパー スーパー スーパー スーパータカ スーパートラ スーパーバッタ スウパ タトバ タットッバ スーパー』
映司はスーパータトバに変身した
そして渡された剣を手にヨグスへ向かう
「ハッ」
そして切り裂く
ヨグスはカマキリのような刃を出し、応戦する
「ぐっ」
ヨグスは息を漏らした
そしてそのまま映司は何度か剣で切り裂き、足で蹴り飛ばした
「がはぁ」
映司は剣のターンテーブルにコアメダルを7枚セットし、さながらタジャスピナーでギガスキャンするようにスキャナーでスキャンした
『タカ ライオン クワガタ サイ シャチ プテラ コブラ ギン ギン ギン グレートスキャン』
「はぁぁぁぁ、セイヤー!」
そのまま目線の先にいるグリードに向けて斬撃を飛ばした
その斬撃は7枚のコアメダルの意表で出来た円弧を描き、ヨグスを切り裂いた
ヨグスは言葉にならない断末魔を上げ爆発した
そして彼のなかにあったコアメダルは全て砕け散った
バースコンビの方も、二人で屑ヤミーを全て倒していた



「伊達さん、後藤さん、大丈夫ですか?」
「ああ」
「別に心配はない」
既に三人は変身を解いていた
無論、敵はもういないからだ
だから三人は気づくことが出来なかった
映司の背中へと向けて飛ぶ衝撃波に…
「がはっ…」
映司はその衝撃波を受けて倒れた
大量の持っていたコアメダルをぶちまけて
伊達と後藤は衝撃波が飛んできた方向を見た
そこには見たこのとない白服が数人いた
「乱暴をしてすみません。このメダルが欲しかったので、少々失礼をしてしまいました」
そういいながら白服は三枚のメダルを手にとった
ガゼル、パンダ、カンガルーのメダルだ
その間にも映司は立ち上がっていた
「これさえ頂けば危害は加えません」
そして背中を向け、乗ってきたヘリに乗り込んだ
「それでは失礼します」
「待て!」
後藤は叫んだ
「なんですか」
「それで何するつもりだ!」
白服は静かに答えた
「…なに、ちょっとしたお祭りですよ。あと少しだ。あれが揃えば」
そういって去っていった
「…弦太朗君が危ない」
「えっ?」
映司は無意識のうちに感じていた
まだ学生である、仲間のピンチを…