二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」
無未河 大智/TTjr
無未河 大智/TTjr
novelistID. 26082
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

仮面ライダー ~episode of NEW RIDERS~

INDEX|4ページ/21ページ|

次のページ前のページ
 

行間 ディケイド+α 財団Xの野望



仮面ライダーとスーパー戦隊との闘争―いや、大ショッカーと大ザンギャックの共同計画であるビッグマシン計画を阻止して約半年
仮面ライダーディケイド―門矢士はいつも通り旅を続けていた
ただし、今は一人でだ
夏海やユウスケにはある世界の光写真館で待っていてもらっている
理由はある
海東の事だ
海東は自ら敵のビッグマシンを完成させ、それを操縦し、ゴーバスターズとフォーゼの協力技によって負けた
それからというもの、一向に士達の前に顔をださず、行方がわからなくなっているのだ
一応、カードだけは取り返せたものの、士は海東の事が心配になり探しているということだ
今、士はある世界にいた
「…ここは…」
一度来たことのある世界だった
仮面ライダーWの世界
既にここのライダーとは言葉を交わし、仲間としていたはずだった
どうしてここに来たのだろうか
わからない
もしやまだ言葉を交わしていないライダーがいるのだろうか
士はライドブッカーを見た
その中には、まだブランクのカードが9枚あった
おそらく、3人のライダーのカード
「ま、とりあえずなんとかなるだろう」
そういいつつ、歩いていった
そんなときだった
なにやら声が聞こえる
誰かが戦っている声だ
目線の先をよく見ると、そこには
―大量の見たこと無い戦闘員と、9人のライダー
士は知らないことだが、ここにいた戦闘員とは、マスカレイドドーパント、屑ヤミー、星屑忍者ダスタードの事だ
そして、9人のライダーとはクウガからキバまでのライダーであった
士は近くにいたクウガに声をかけた
「ユウスケ!」
「士!お前、どうしてここに…」
「いや、お前こそどうした」
今ユウスケは別の世界にいたはずだった
「それが、写真館でいつも通りにしていたら、なんかアスムとワタルが来て、助けてくれって言われて、それでついて来たらこんな事に…」
どうやら子供の方のアスムとワタルのようだ
ということはここにいるのは、リ・イマジネーション・ライダー…
「大体分かった。とりあえず、あいつらを倒せばいいんだな」
士はディケイドライバーを出し、腰に装着した
そして変身に必要なカードを出した
「変身!」
その言葉とともに持っているカードを裏返し、そしてカードをドライバーに入れた
『Kamen Ride』
電子音声がなり、ドライバーを閉めた
『Decade』
アーマーが現れ、変身が完了する
ライドブッカーをソードモードにして、戦闘を開始する
大量の戦闘員達を切り倒して行く
「ワタル!」
薙ぎ倒しながらキバの元へ向かう
「士さん!来てくれたんですか」
ワタルは戦っていた屑ヤミーを一蹴し、士の元へ向かった
「なにがあった」
「わかりません。二年半前のライダー大戦のときから比較的いつも通りだったんですが、今回何故か僕達の世界にこいつらがやって来て、いきなり襲ってきたんです。そして、この世界に引きずり込まれました」
そう続けながら敵を倒して行く
「一体何故…」
「わかりません。そしたらいつの間にか他のみなさんもここに」
「そうか。とりあえず、倒すぞ」
「はい!」
キバは大きく頷き、戦闘を再開した
ディケイドも合わせて戦闘を継続する
どうやら他のライダーも同じ理由らしい
同じようにわけもわからず戦っているようだ
何故…
何故いきなり襲われているのだろうか
その疑問を解決するのに、それほど時間はかからなかった
とりあえず、目に見える敵は全て倒したようだ
「お見事です、仮面ライダーのみなさん」
10人のライダーは声がした方を見た
そこには、彼らが見たことも無い白服の人間が数人いた
「お前ら、何者だ」
士は聞いた
「我々は、財団X。お初にお目にかかり、光栄です」
白服は静かに答えた
「一体なにが目的だ」
「なに、少し大きなお祭りですよ。あなたたちが彼らと戦っているうちに、少し準備をさせていただきました。ではみなさん、さようなら」
刹那、ライダー達の周りを大きな光が襲った
光を浴びたライダー達は、それぞれ悲鳴や断末魔を上げ、どこかへ消えていった
そしてそのあとには、メダルのようなものが残っていた
「フフフ、これでもう少しだ…。いいものを残してくれましたよ、レム・カンナギ…。これで、あと少し…。あと少しで揃う。最強の戦士が…誕生する」
そのメダルを拾い、白服の男はほくそ笑んでいた



場所は変わり、財団X本部
「やあ、オーズからは回収出来ましたか?」
ヘリから降りた白服は、第一声に聞いた
「ええ。もちろん。それよりも、あなたも回収出来ましたか」
迎えに来ていた白服に向かって
「もちろんですよ。なにもミスなど有りません。T3ジョーカーメモリと、ライダーメダル。ほら」
ヘリから降りてきた方の白服は、成果を見せた
この二人、顔がよく似ていた
全く見分けがつかないほどに
「あとはあのスイッチですか」
「ええ。任せましたよ、キラ。私の方が多く仕事しているのですから」
「分かりました、アスラ…。いえ、兄さん」
彼らの名はキラ・カンナギと、アスラ・カンナギ
苗字からもわかるとおり、レム・カンナギの息子で、双子だ
アスラが兄で、キラが弟
だからほとんど見分けがつかない
「レム・カンナギ…。いえ、父さんが残したこの研究を応用し…」
「今度こそ世界を…」
二人はお互いを見て微笑んでいた
お互いがお互いを裏切ろうと考えている事など知らずに…