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パラレルワールドストーリー

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「…仕方ないですね」
そう言ったトキヤに、音也が嬉しそうに笑った。
 その笑顔に誘われるようにして、凪いでいた風が不意に動き始めるのを感じ、トキヤは目を細めた。
 音也に特別な感情など抱いていない。ただ、仕方なく付き合っているだけだ。
 それでも、音也が自分だけを頼ってくる瞬間に感じる優越感を否定出来ず、そしてその不可解な感情に理由を付けることも出来ず、トキヤはそれ以上のことを考えるのを止めた。