幼馴染の騎士
これは誰も知らない記憶
ルルーシュともスザクともナナリーとも離れ離れになった
あの頃の記憶
一人で佇んでいた
一人
たった一人だった
守るものべきものもいない
…助けてもらうものもいない
自分はたった一人なのだと思い知らされたあの頃
なんとか生きていた
生きなければいけないと
そう信じ続けた
結果 三人に合うことは出来たけれど
…雨が降ればいつも外にいた
泣きたてのに
泣いてしまいたいのに
それでも涙は出てこなかった
タイセツな人
信じる人
哀しい 寂しい 孤独
…それは、いつしか心の奥底に沈めた
心を凍らせた
だから
雨が降ると…ただ泣きたくなる
一人だったことを知っているから
一人だと実感してしまうから
…誰も知らないこと
誰にも知られてはいけない
自分の心
雨は…嫌いだ