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機動戦士ガンダムRS 第13話 宇宙(そら)に降る星

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戦闘開始たった6分で4艦もか?」
 ホフマン大佐は、思わず立ち上がった。

               ※

 サウス中尉は、アル・ギザのマン・マシーン隊が敵部隊の手鼻をくじこうと虎視眈々と狙っているのに気づき同時にケイト機の位置が一定になっていないのにも気づいた。
そのため編隊全体が乱れていた。
「お前ら、俺が戻るまで3機小隊で戦っててくれ」
「了解」
 サウス中尉は、僚機の部下にそういうとアル・ギザのマン・マシーン隊に向かった。
「落ち着け、ケイト准尉」
「サウス中尉」
 サウス中尉は、接触回線を開きケイト准尉を落ち着かせた。
「訓練どおりにやればいい。
一度練習するぞ。
俺が3機編隊の機長に就く」
 そういうとサウス中尉は、中隊の編隊で宙返り訓練を戦場で行った。
編隊は、きれいに宙返りを行った。
「離れるな」
 宙返りを終えると背後からモビルスーツとモビルアーマーの混成部隊に攻撃を掛けた。
完全に出鼻をくじかれた敵部隊は、次々と撃墜された。
敵機を撃墜した中には、今日初陣でアル・ギザに配属されたばかりのパイロットも含まれていた。
そして彼らは、敵の反撃前に離脱した。
「やったじゃないか。
この経験は、絶対いずれ自分を大きく成長させる。
忘れるな」
「了解」
 サウス中尉は、そういうと自分の部下の許に戻った。

                ※

 ケイト准尉は、敵部隊の手鼻をくじこうと編隊行動していたがガンダムに襲われたときの感覚がよみがえり手が震えた。
それが機体に伝わりユーピテルツヴァイは、編隊位置が定まらなくなってしまった。
それは、動揺という形でアル・ギザに配属された新米パイロットにうつった。
そのため編隊全体が乱れてしまった。
 そのとき1機のユーピテルが接近してきた。
「落ち着け、ケイト准尉」
「サウス中尉」
 その機体は、サウス中尉の機体だった。
「訓練どおりにやればいい。
一度練習するぞ。
俺が3機編隊の機長に就く」
 そういうとサウス中尉は、中隊の編隊のまま宙返り練習を戦場で行った。
編隊は、きれいに宙返りを行った。
「離れるな」
 宙返りを終えると背後からモビルスーツとモビルアーマーの混成部隊に攻撃を掛けた。
完全に出鼻をくじかれた敵部隊は、次々と撃墜された。
ケイト准尉は、ジン2機を撃墜し今日初陣でアル・ギザに配属されたばかりのパイロットも敵機の撃墜に成功した。
そして彼らは、敵の反撃前に離脱した。
「やったじゃないか。
この経験は、絶対いずれ自分を大きく成長させる。
忘れるな」
「了解」
 サウス中尉は、そういうと自分の部下の許に戻った。
ケイト准尉は、その姿を見て自分が本艦隊に配属されなかった原因がわかった。

               ※

 アークエンジェルでも戦況の劣勢さが確認できた。
その光景に皆は、ただただ言葉を失うだけだった。
そのときモビルスーツデッキからラミアス艦長へ通信が入った。
「おい、何で俺たちは発進待機なんだよ?
第8艦隊だって死神相手じゃやばいぞ」
 フラガ大尉が叫ぶように出撃命令を出すように言った。
「フラガ大尉」
 フラガ大尉の気持ちは、痛いほどラミアス艦長もわかった。
できることなら命令違反を犯してでも艦隊の前に出てこれ以上の損害を出さないようにしたい。
「しかし俺、クルーゼ中佐とGが3機出たところで戦況が変わるわけでもないけど」
 フラガ大尉も自分らが出ても戦況が変わらないことは、痛いほどわかっていた。
しかしこのまま第8艦隊が全滅するのを指をくわえて待っていることは、できなかった。
「本艦への出撃命令は、まだ出ていません。
待ってください」
 しかしここで自分らが出れば死神の思う壺であることは、ラミアス艦長もわかっていた。
ここは、敬愛するハルバートン准将を見殺しにしてでも戦略目的を達成しようと決心していた。
「しかし」
 ラミアス艦長は、なおも言いたげなフラガ大尉の通信を切った。
「メネラオスへつないで」
 しかしラミアス艦長も考えなしということでは、なかった。

                ※

 艦隊は、前に出ていた。
「クセルクセス、パリス、前へ出ます」
 メネラオスのオペレーターが報告した。
「マン・マシーン隊、接近」
 メネラオスの索敵士が報告した。
「火力を集中させるんだ。
墜とせ」
 ホフマン大佐が怒鳴るように命令した。
「アークエンジェルよりリアルタイム回線」
 メネラオスのオペレーターが報告した。
ハルバートン准将が回線を開いた。
「何だ?」
 ハルバートン准将は、内心大切な戦闘中に通信なんかしてこられて困っていた。
「本艦は、艦隊を離脱し直ちに降下シークエンスに入りたいと思います。
許可を」
「何だと?」
 ラミアス艦長の言葉にハルバートン准将とホフマン大佐は、驚いた。
「自分たちだけ逃げ出そうという気か?」
 ホフマン大佐がたまらずそう聞いた。
「敵の狙いは、本艦です。
本艦が離れなければこのまま艦隊は、全滅です」
 ハルバートン准将は、その言葉にうつむいた。
ホフマン大佐が近づてきた。
「アラスカは、無理ですかこの位置なら『沙漠の虎』ことアンドリュー・バルトフェルド司令がいるアフリカなら可能です。
突入限界点まで持ちこたえれればマン・マシーンとコロニー艦は、振り切れます。
閣下」
 ラミアス艦長は、なおも食い下がった。
ハルバートン准将は、死神が大気圏突入中でも襲ってくるんではないかと思い悩んだがこのままアラスカ制宙圏までアークエンジェルを護り切れるかと聞かれると難しい。
しかしハルバートン准将は、苦しい状況の中決断した。
「相変わらず無茶なやつだな、マリュー・ラミアス」
 ハルバートン准将は、アークエンジェルが降下シークエンスに入ることを許可した。
「部下は、上官に習うものですから」
 ラミアス艦長は、自分の無茶行動はハルバートン准将譲りだといった。
「いいだろう。
アークエンジェルは、直ちに降下準備に入れ。
限界点までは、きっちり送ってやる。
死神も死神の配下のやつも1人も通さないぞ」
 ハルバートン准将は、固い決意をした。

                ※

 しかしそんなハルバートン准将の固い決意とは、裏腹に艦隊は徐々にその数を減らしていった。
1機のユーピテルは、ビーム・マシンガンで1隻のネルソン級を撃沈した。
1隻のドレイク級は、ユーピテルのユーピテル・バズーカを艦首に命中され中にいた乗員の多数に死傷者を出した。
 サオトメは、1隻のドレイク級からの迎撃ミサイルを60mmバルカン砲で迎撃しメガビームライフルで撃沈した。
 1機のユーピテルのパイロットは、疲労でメビウスからのミサイルを回避しきれず左腕を破壊された。
1機のユーピテルは、ビーム・マシンガンのエネルギーパックをすべて使い果たしてしまったためショットランサーへの攻撃に切り替えていた。
そのユーピテルは、1機のジンに接近するとショットランサーをコックピットに刺し撃墜した。
「さすが地球軍。
物量戦は、お家芸だな」
 シグマン大尉は、疲れた表情でそういった。