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機動戦士ガンダムRS 第16話 燃える砂塵

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 サオトメは、落下しながらそういいスラスターをふかし着地した。
マン・マシーンの接地圧は、オートで臨機応変に変わりどこでも移動可能である。
ただ俊敏に動けるかは、また別の話である。
そのときサオトメは、レーダーでバクゥが正面からくるのを確認した。
バクゥは、次々とユーピテルツヴァイの近くを駆けた。
「やはり汎用機と局地機では、俊敏さに大きく差が出るか」
 サオトメは、そういうとまず1機の駆けてきたバクゥをビームライフルで撃墜した。
それを見たほかのバクゥがユーピテルツヴァイにミサイル攻撃をした。
しかしサオトメは、ミサイルがどこに来るかあらかじめわかっており必要最低限の動きで回避しビームライフルで迎撃した。
ミサイル攻撃した1機のバクゥは、ビームライフルの直撃で撃墜した。
さらに砂丘横のほうに誰もいないにもかかわらずビームライフルを撃った。
そして砂丘横から突然隠れていたバクゥが現れたがこのバクゥは、ビームライフルが命中し撃墜した。
さらにビームライフルの銃口を後ろに向けると背後にいた1機のバクゥを撃墜した。
さらに正面に1機いたバクゥのモノアイカメラをバルカン・ポッド・システムで破壊するとビームライフルで撃墜した。
そして右手に持っていたビームライフルをマウントしビームサーベルに持ち替えると正面にいた1機のバクゥを腰部大型4連装ランチャーで撃墜した。
そして背後から飛んできたバクゥビームサーベル試験装備型の腹部にすばやく回り込むとビームサーベルをコックピット部分に突き刺し撃墜した。
バックパックにマウントしてあるハイパー・バズーカを左手に持たせると正面にいた2機のバクゥをハイパー・バズーカで立て続けに撃墜した。
さらに背後から狙っていたバクゥを振り向きざまに右腕の90mmガトリング砲で迎撃した。
この武器は、振動が激しくかなり接近しても振動で命中しないことも日常茶飯事だった。
しかしサオトメは、その振動をつぶさに計算し右腕の向きを繊細に動かし脅威の命中率をたたき出した。
バクゥは、蜂の巣になり撃墜された。
 1個中隊のバクゥ部隊は、1機のユーピテルツヴァイによって全滅された。

                                  ※

 それは、バルトフェルド大佐とダコスタ少佐も見ていた。
「ぜ、全滅?
9機のバクゥが全滅?
30秒もたってないのに?」
 ダコスタ少佐は、あまりの光景に戦慄を覚えた。
しかしバルトフェルド大佐は、落ち着いていた。
「この短時間であれだけの戦果を挙げる。
あれが本当にナチュラルか」
 バルトフェルド大佐は、サオトメが本当にナチュラルか疑った。
「レセップスに打電だ。
敵艦隊を主砲で攻撃させろ」
 バルトフェルド大佐は、新たな命令を出した。

                                   ※

 サオトメは、不穏な感覚に襲われていた。
直後それがはっきりとわかった。
「艦隊、離床しろ。
敵の主砲が来る」
 サオトメは、η艦隊に命令した。

                                   ※

 レセップスは、バルトフェルド大佐の命令で主砲をη艦隊に撃った。

                                   ※

 その時ドゴス・ギアのブリッジに通信が入った。
「ガンダムサイガー、出る」
 何とかシグマン大尉は、ガンダムサイガーをハッチの手前まで動かすことができた。
「南西より熱源接近。
砲撃です」
 ハリダ軍曹が報告した。
「回避」
 ブライアン艦長が命令した。
しかし艦隊で密集していたため小回りが利かずドゴス・ギアに命中した。
その振動は、ブリッジを襲った。
「どこからの攻撃だ?」
 ブライアン艦長がハリダ軍曹に質問した。
「南西20キロの地点と推定。
本艦の攻撃装備では、対応できません」
 ハリダ軍曹がブライアン艦長に報告した。
「シグマン大尉、敵は南西20キロの地点だ。
そこにG-B.R.Dを撃ってくれ」
 ブライアン艦長は、シグマン大尉に命令した。
「了解」
 そこで通信が切れた。

                                                  ※

 シグマン大尉は、ようやく艦上にガンダムサイガーを運ばせた。
ガンダムサイガーは、バランサーがめちゃくちゃな設定になっておりη艦隊の中で2番目の技量を持つシグマン大尉をもってしてもまっすぐ歩かせるのに四苦八苦だった。
そのときブリッジから通信が入った。
「シグマン大尉、敵は南西20キロの地点だ。
そこにG-B.R.Dを撃ってくれ」
 ブライアン艦長は、シグマン大尉に命令した。
「了解」
 そこで通信が切れた。
「口だけなら何とでも言える」
 シグマン大尉は、ブライアン艦長と自分の立場の違いを愚痴った。

                                                  ※

 バルトフェル大佐は、暗視双眼鏡を最大ズームにしドゴス・ギア艦上で必死にバランスをとろうとしているガンダムサイガーを見た。
「なるほど。
ガンダムサイガーは、凡人には扱えない機体なのだな」
 バルトフェル大佐は、ガンダムサイガーを見てそう分析した。

                                                  ※

 ドゴス・ギアでは、第2派の攻撃が確認された。
「回避。
総員、衝撃に備えろ」
 ブライアン艦長が命令した。
「直撃がきます」
 ハリダ軍曹が報告した。

                                                  ※

 サオトメは、直撃弾をビームライフルで迎撃した。

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 その光景にさすがにバルトフェルド大佐も目を見張った。

                                                  ※

 しかしその光景に目を見張ったのは、η艦隊の皆も同じだった。

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 シグマン大尉は、敵を捕捉しG-B.R.Dを撃った。
しかしその直後ガンダムサイガーは、バランスを崩した。
「何なんだ?」
 シグマン大尉は、何とかガンダムサイガーを踏ん張らせた。
シグマン大尉は、なぜこんなことになったが調べた。
するとガンダムサイガーのバランサーがG-B.R.Dのような大型ビーム砲の発射の反動に対応していないことがわかった。
「何だと?
隊長は、S型でも白兵戦を考慮しわざとバランサー調整を行わずすべて自分の技量のみでカバーしているのか?」
 シグマン大尉は、改めてアツシ・サオトメというパイロットの技量の高さを感じた。

                                                  ※