二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

魔女と機械

INDEX|11ページ/22ページ|

次のページ前のページ
 

芳佳
「その腕は…!!」

美緒
「ネウロイ!?」

劔の腕は真っ黒で六角形を繋ぎ合わせたような腕になっていた


「…俺がウォーロックを動かせる理由だ…俺は少しネウロイなんだ…」

美緒
「…ネウロイ…軍はまだそんな研究をしているのか!?」

美緒が叫ぶと劔は上着を着直す


「…俺が最初で最後だと聞いたがな…さっき触れる事をやめろと言った理由だ…」

芳佳
「劔さん…」

劔が悲しそうな顔をしながら言うと芳佳は劔の腕を掴んだ


「…!?やめろ…!!離せ…!!」

芳佳
「嫌です!!そんな顔されて…ほっとけません!!」


「…!?…俺はネウロイだぞ…!!離せ…!!」

劔は振り払おうとするが、芳佳は離さない

芳佳
「ネウロイじゃありません!!劔さんは人間です!!だから離しません!!」

劔は芳佳の言葉を聞いて固まる


「…人…間…?」

芳佳
「人間です!!」

美緒
「そうだぞ劔。私達と普通に話して、宮藤を心配して手を払おうとする。人間以外のなんだというのだ」

美緒と芳佳の言葉を聞いた劔は、大粒の涙をこぼした


「…人間…俺は…人間…」

芳佳
「うわわっ!?劔さん!?」

美緒
「どうした劔!?」

劔は涙も拭かずに二人に笑いかけた


「…ありがとう…二人とも…」

その顔はとても綺麗で、儚げであった

美緒
「はっはっは!!どういたしまして!!」

芳佳
「劔さん!!皆でお茶にしましょう!!美味しいお茶菓子もありますよ!!」


「…ありがとう…ありがとう…!」

劔は泣きながら笑顔でお礼を言い続けた
作品名:魔女と機械 作家名:馬理沙