魔女と機械
?
「お前ら!mk2を船に乗せろ!今から欧州に向かう準備を進めるんだ!!」
作業員達
「「「サー!!」」」
先程の女性は港に立って作業員達に指示を出していた
作業員リーダー
「リーニコ准将。些か早いのでは?」
リーニコ
「これを見てそれを言えるかな?」
リーニコと呼ばれた女性は作業員に一枚のメモを渡す
それを見た作業員は顔を青ざめ、すぐさま作業に取り掛かった
リーニコ
「まさかこんな事になるとはねぇ…」
?
「リーニコ・エンガルド准将」
リーニコが独り言を呟くと後ろから黒髪の女の子が話しかけてきた
エンガルドとはリーニコの苗字だ
リーニコ・エンガルド
階級は准将で金髪の赤い目をしている
口には煙草を咥え、雰囲気としては取っ付きやすそうな細身の美人だ
年は17歳、階級が高い理由は既にかなりの戦果を上げており、多少の命令無視も黙認されている
リーニコ
「おぉ結衣、来たか。じゃぁ早速仕事を頼むよ。欧州で再結成する第501統合戦闘航空団ストライク・ウィッチーズのミーナ・ヴィルケ中佐に通達。我々も加勢に向かうと。後…面白い物も持っていくとな。あぁ詳細は伝えなくていいよ」
話しかけて来た女性は武光結衣
リーニコの補佐をしている
15歳で見た目は美人だが全てを凍てつかせるかのような目付きをしている
そして腰には白鞘の刀を差していた
結衣
「了解しました。して…面白い物とはアレの事ですか?」
結衣がそう言うとリーニコは笑顔で口を開く
リーニコ
「そっ。憐れで、可哀想な、軍のオモチャさ」