魔女と機械
やがて日が落ち始め、空が赤く染まりだした頃
リーニコ、結衣、劔を乗せた空母は目的地へと辿り着いた
リーニコ
「お、見えたね。ほら劔。あれが新しい家だ」
劔
「…了解」
リーニコ
「まったく…無愛想なヤツだね。まぁいいや。船じゃあそこまで行くのも時間が掛かるから飛んで行くよ。準備しな」
リーニコは煙草の火を消し、自室へと戻って行った
劔
「…家?…次の監禁施設だろ…」
格納庫…
そこにはストライカーユニットを装備したリーニコと結衣がカタパルトに
そしてウォーロックに乗った劔がその横に立っていた
リーニコ
「何故かちょうど良くストライク・ウィッチーズも外にいるみたいだ。そこに降りるよ。では発射」
リーニコは言い終わると一足先に飛び出して行く
それを見た結衣は劔に話し掛けた
結衣
「問題は起こさないように。男というのもありますが、貴方は兵器です。どんな扱いを受けても我慢してください」
劔
「…了解」
結衣
「では行きます」
そう言って結衣も飛び出して行った
劔
「…どうせ…ここでも人間扱いはされないんだ…今更、言われなくてもわかってる…」
劔がボソッと呟くと、ウォーロックが浮かび上がり、飛行形態になって飛び出して行った