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魔女と機械

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前線基地…

美緒
「あれは…」

美緒が海を見ながら緊迫した表情になる
それを見た他の隊員もその方向を見た

芳佳
「ウォーロック…」

トゥルーデ
「ミーナ中佐…あれが先ほど言っていた…」

ミーナ
「えぇ…新戦力と…新兵器です」

ミーナの言葉に皆の顔が引き締まる
そして二人のウィッチと一機の兵器が降りてくるのをただ見ていた

リーニコ
「やぁやぁ皆さんお揃いで。ミーナ中佐、助太刀に来たぞ」

結衣
「はじめまして、武光結衣です。階級は中佐。これからよろしくお願いします」


「……」

リーニコと結衣が挨拶をするが劔は黙ったままだ

エーリカ
「リーニコ!久しぶり!」

リーニコ
「おーチビスケ!相変わらず小せぇなぁ!!」

エーリカとリーニコは知り合いのようだ
そしてリーニコは挨拶を済ますと煙草に火をつけた

リーニコ
「ふぃ~…さてと、じゃぁ兵器の説明でもしとくか。劔!降りてこい!」


「…了解」

そう言うとウォーロックの頭が開き、劔が現れた

リーニコ
「ほれ自己紹介」


「…長岡劔…階級は少佐…」

それっきり劔は黙ってしまう
それを見かねたリーニコが口を開いた

リーニコ
「すまないねぇ。コイツはこんなヤツなんだ。そしてこれは皆が知っての通り、ウォーロックだ。まぁ暴走はしないよ。劔が操縦してるからね。じゃぁアタシはミーナ中佐と話があるからこれで。チビスケーまた話そうぜ~。結衣、ついて来な」

結衣
「了解しました」

エーリカ
「おー!じゃぁねー!」

リーニコと結衣、そしてミーナがこの場を去ると各自、部屋へと戻って行った
しかし…

美緒
「お前も少佐か。私もなんだ。わからない事があれば聞くといい」

芳佳
「あの…長岡少佐。扶桑の出身なんですか?」

劔の近くに美緒と芳佳が近寄って来た


「…む…助かる…扶桑の産まれだ…えと…アンタらは…」

美緒
「おぉ自己紹介していなかったか。いやすまんすまん。私は坂本美緒だ」

芳佳
「私は宮藤芳佳です!私にもなんでも聞いて下さいね!」

美緒は腕を組みながら、芳佳は劔の手を握りながら言った
作品名:魔女と機械 作家名:馬理沙