華音の女王(アルエド+ハイウィン+オリキャラ)
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エルリック王国第25代目国王に選ばれたのは、弱冠十六歳の少女。
名をエーデルハイト・マイラ・エルンスト・エルリック、若く美しく聡明なる女王。
花のようなかんばせと、特技でもある美しい歌声から、与えられた称号は『華音(かのん)』。
そして瞳の色から準えて、銘は『蒼玉』。
図らずも、先代国王『黄金の王』と同じ年齢での即位であった。
若き女王の傍には、常に付き従う壮年の男性が居た。
決して前に出ることはしない彼は、時に彼女の政を助け、時に彼女のためにお茶を淹れ。
親子ほどに年が離れていながらも、非常に仲睦まじい二人の間に子が生まれるのは、彼女の即位から翌年のこと。
作品名:華音の女王(アルエド+ハイウィン+オリキャラ) 作家名:新澤やひろ