the second arrival
猫の集落4
材料倉の中にはあらゆる爆弾の調合材料が置いてあった。
小タル大タル爆薬が倉の半分を埋めてある。こんなとこ火でも付いたら大変な事では済まないだろう…
エリス:
「ほぇ~凄いね~♪」
ただただ量の凄さにエリスが声をあげる
アキ:
「エリス、倉の裏に堀があってアロワナやデメキンもいっぱいいるニャ♪」
エリス:
「ぉぉぉぉぉ~好きなだけ使っていいの?」
酋長:
「ニャ~一つ言い忘れてたニャ~大きさは大タルサイズまでだニャ。Gはダメなのニャ」
エリス:
「分かったぁ♪」
アキ:
「じゃぁ外で待ってるニャ~」
そう言うと酋長とアキは外に出てしまった。
エリス:
「さて…と」
エリスはさっそく爆弾作りを開始した。
―30分後―
エリス:
「出来たぁ♪」
アキ:
「ニャ!もう出来たのかニャ?」
エリスが腰に手を当ておでこを腕ですりながら出てきた。
アキ:
「いいのが出来たかニャ?」
エリス:
「もちろんだよ♪へへへ」
アキ:
「じゃぁさっそく行くニャ」
そう言ってアキ角笛を取り出して高らかに吹き鳴らした。
プォォン…パタパタパタ…ズサー…ニャー…パタパタパタ…
吹いたと同時に3匹のアイルーが現れてエリスが作った大タル爆弾を持ち上げ、大樹の方へ駆け出して行った。
エリス:
「…持っていかれちゃったよ?」
アキ:
「あんなの担いで登れないニャろ?先に持って行ってくれたのニャ。ウチらも行くニャ~」
そう言うと大タル爆弾を持って行ったアイルー達を追いかけるように走っていってしまった。
作品名:the second arrival 作家名:ますたーど