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ますたーど
ますたーど
novelistID. 46067
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the second arrival

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猫の集落6



ドンッ

鈍い音がしたのと同時に爆弾が着水した辺りが少し窪んだ。

バリバリバリッ

かと思うと、雷でも落ちたかのような閃光が湖面を走る。
刹那…

ズガァァァァァン!!!

水面が爆音と共に盛り上がり、水柱どころか壁と言わんばかりに立ち上っている。
その威力は、エリス達がいる場所にまで水滴が飛んでくる程だ。

酋長:
「・・・・・・」

アキ:
「・・・・・・」

アイルー1、2、3
「ニャー・・・・」

エリス:
「・・・・・・」
立ち上った水が重力に負け、バシャバシャと水面へと還っていく。

アキ:
「・・・エリス?」

エリス:
「・・・なに?アキ」

アキ:
「ナニ入れたらあんな事になるんだニャ?」

エリス:
「え、と・・・えへへ」
何を入れたか思い出せないのか、笑って誤魔化すエリス。

エリス:
「あ、それよりも!私って合格?それとも、ダメ?」
エリスが不安そうに酋長を見る。
それにつられてアキも酋長を見る。

酋長:
「そんなことないニャー。我々でもあんな爆弾そうそう作れるもんじゃないニャ。というか逆に教えて貰いたいくらいだニャー」

エリス:
「ぇ…ていう事は…」

酋長:
「合格だニャ♪アキ、アレを持ってくるニャー」

アキ:
「ニャー!やったニャァ、エリス!すぐ持ってくるニャー♪」

エリス:
「やったー!ありがとう酋長さんッ!何が貰えるのかなッ何が貰えるのかなッ☆」
嬉しさのあまり酋長に飛び付くと喉を撫で回し、挙句には頬擦りまでしだした。

酋長:
「ニャ…ニャム…テクニシャンだニャー…」
しばらくの間、まんざらでもない顔の酋長と戯れているとアキが戻ってきた。

作品名:the second arrival 作家名:ますたーど