the second arrival
猫の集落8
最初に上ってきたハシゴの反対側に回るとさらに上に続くハシゴがあり、2m程上ると人間が二人並んで歩けるくらいの足場があった。
そこには小さな祠と、50cm四方くらいの石板が立て掛けてあった。
アキが祠に手を合わせ何かを言うと、祠から金属で出来た棒を取り出し、エリスに渡した。
アキ:
「エリス、これで石板にエリスの名前を刻むニャ。そうすれば称号を貰えるニャ♪」
エリス:
「じゃぁさっそく。…Elice S Forest…と♪」
アキ:
「おめでとうだニャ!エリス!これで〝ボルテッカー〟の称号を手に入れたのニャ!!」
エリス:
「おおー!なんか凄そうだねえ」
アキ:
「凄いのニャッ!ボマーよりも上なのニャー♪」
エリス:
「えへへー♪あれ?…私の前に書いてる人は誰なの…?」
アキ:
「ニャ、それは人間で初めてボルテッカーの称号を手に入れたハンターなのニャー。この集落に来る前に池があったニャろ?
地図でいうとエリア10なのニャ。あそこにある池はこの人の爆弾で出来た池なのニャッ!エリスもそれくらい凄い爆弾を作るニャッ♪」
エリス:
「おおー!凄いねぇッ私も負けないよぉー♪」
アキ:
「その意気ニャッ!!」
エリス:
「…で、この後どうすればいいの?」
アキ:
「ニャ。特に何もないニャ。酋長に挨拶して帰るだけなのニャー」
エリス:
「そっか。じゃぁ早く帰ろッ。ラウルさんに自慢しなきゃ♪」
アキ:
「ニャー!じゃぁ酋長の所に戻るニャー♪」
エリス:
「おー♪」
人ニシテ我レラノ域二踏ミ入ル者
此処二称ス
Rien dmo Emqdrs
Elice S Forest
作品名:the second arrival 作家名:ますたーど