鴉天狗と!!
それからしばらくして紫は戻ってきた
「思ったより時間がかかったわ……」
「…いったい何をしてきたんですか?」
少し呆れた口調で射命丸が言う
「それはまだ秘密よ。今言ったって面白くないじゃない」
…もう、本当に嫌な予感しかしない
「あ、それからつかさ君だっけ?」
「そうだけど…俺に何か?」
「貴方の能力についてよ…もう使えると思うんだけど……?」
「あぁ、確かに何か使えるっぽいな。でも、これが何なのかよくわからないな……」
空は飛べそう
何か見えないクッションみたいな物の出現
今はまだこれだけか…
「貴方の能力は『空気を操る程度の能力』よ。多分間違いないわ」
空気か…
「……ってことは、ぶつかった時のクッションの様なものは空気の塊ってことですかね?」
「…多分そうだと思う」
「ちょっと何かやってみてくださいよ」
「あら、それは私も興味があるわ」
…無茶振りにも程がある
空気を使って何かって
…そうだ、これなら