The world make kaput <2章>
ラウル2
村長の家のほうへ行くと、村長はもう起きていて庭にある椅子に座ってお茶を飲んでいた。
ラウル:
「村長、おはようございます」
村長:
「ふがッおはようぢゃの。…1人かの?」
ラウル:
「はい。エリスは昨日遅くまで俺が来るのを待っていたみたいで、まだ寝てるみたいです」
村長:
「…ふむ。悪い事をしたのぉ」
ラウル:
「…いえ。それでエリスが起きるまで簡単なクエストでも行こうかと」
村長:
「ふむ。そうじゃの…」
村長は顎を擦りながら立ち上がると家に入って依頼書を持ってきた。
村長:
「ほれ…これが今ココット付近にきておる依頼じゃ」
ラウル:
「………」
パラパラと依頼書をめくり簡単そうな所で指を止める。
ラウル:
「じゃぁコレで」
村長:
「ほむ?黄金魚3匹か。…ほぃ、契約っと」
依頼書から1枚千切り取りラウルにサインをさせると、気を付けての~と声をかけ、またお茶を飲み始めた。
作品名:The world make kaput <2章> 作家名:ますたーど