Idiot【IS×仮面ライダーフォーゼ(能力のみ)】
それから16年後、転生を果たしISの世界にやって来た俺は、フランスで生まれ赤ん坊の頃両親に捨てられ、孤児院で苛烈ないじめを受けて育った男としてこれまで生きてきた。
でも辛いとは思ったことは無い、これから俺は織斑一夏に次ぐISの操者として日本に向かう為、国際空港のロビーにいた。過酷な環境で育った為一夏を説教して蹴落とす為のの土台は出来ている。小さい頃幼いシャルロットに出会ったというフラグも立てている。これで土台はばっちりだろう。
あとは入学したIS学園で学園対抗戦に乱入してきたなんちゃら企業とかいう奴等にシャルを庇ってワザと撃墜されて、フォーゼの力を使って逆転、ISを使う必要が無くなり世界中の人間が俺を英雄として称賛するんだ! ああ、早く飛行機来ないかな~?
「すみません、河原一也様ですか?」
その時、突如俺の背後から誰か話し掛けてきた。後ろを振り向くとそこには青いショートヘアーに黒いスーツを身に着けた、今の俺と同い年程度の少女が立っていた。
「俺の以前の名前を知っているという事は……」
「はい、神様の指示で貴方のサポートの為に派遣されました、青木葵という者でございます」
そう言って名前がアオ尽くしの少女は俺にぺこりとお辞儀する。成程……神様はアフターサービスもばっちりって訳か。気が利くねえ。
それにしてもかわいい子だ、俺にはシャルという嫁がいるのだが……展開によってはこのオリジナルヒロインと一緒になるのも悪くない。
「サポートって……一体どんなことしてくれるの?」
「はい、一也様がよりよい転生生活を送れるよう、様々な面でサポートいたします」
「様々な面……!」
そう言われて、俺はにやけた顔を必死に戻す。ここでスケベ心があると思われたら彼女……葵に変な男だと思われるかもしれない! しっかりしろ俺!!
しかし葵はそんな俺の事を気にも留めず、淡々とメモを取出し俺に質問してきた。
「では参考までに……一也様はIS学園で一体何をするおつもりですか?」
その質問に対し、俺は得意げにこれからの予定を話し始めた。ISという概念をフォーゼの力を使ってぶち壊す事、一夏を排してヒロインたちの目を覚まさせる事、この世界を救う為の計画を一字一句漏らさず彼女に話した。
「成程……わかりました」
そう言って彼女はメモを取るのをやめ、俺の瞳をじっと見つめる。そして突然、
「アウト」
と言い、どこから出したか解らない刀のような武器で俺の首をh
作品名:Idiot【IS×仮面ライダーフォーゼ(能力のみ)】 作家名:okura1986