神姫聖唱戦記セイクリッドギア EPISODE.X
第一章 始まりは流れ星と共に
西暦1999年、高天原山(たかまがはらやま)。
群馬県と長野県の県境にある山の頂上で、光が放っていた。
カアアアアアアアアア・・・・ピカアアアアアアアアアン・・・・・。
光と共に現したのはフードをかけた謎の少女であった。
謎の少女「・・・・・」
謎の少女は辺りを見渡した。そして、遠くにある町々を見る。
謎の少女「・・・・・ここは・・・・“未来”か・・・・・はっ!?・・・“アレ”は!!?。」
気になる言葉を発する少女。しかし、彼女は慌てて何かを探していた。
謎の少女「ま、まさか・・・・ある時の“時空転移”の時に・・・・・・。」
“アレ”の存在に無くしてしまったに焦る少女。彼女の頭上に流星群が流れてきた。
謎の少女「・・・・流星群?・・・・・!!・・・・ま、まさか・・・これは・・・・“予言”通りではないの?。もし“予言”通りなら・・・・ここにも・・・・。」
何やら意味深な言葉を発する少女。そこへ、流星群に紛れてこちらへ向かうものがあった。
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ・・・・・・。
謎の少女「!!・・・・・やはり、アレは!!?・・・・。」
少女がそういうと一瞬姿を消した。そして・・・・。
ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン・・・・・・・・・・・・・・。
突然、高天原山の山頂が爆発した。どうやら隕石が落ちたようだ。
ガラガラ・・・・ガラガラ・・・・。
噴煙が立ち込む現場に謎の少女が立っていた・・・。
謎の少女「・・・・やはり、“予言”通りね・・・・!!・・・・・誰か来る!?。」
何者かが近づいてきたと感じた彼女は、その場に立ち去った・・・・。
バババババババババババババババ・・・・・・・。
数機のヘリがやって来て、着陸した。そのヘリから降りてきたのは、眼鏡をかけた理知的な人物であった。
部下「茎道部長。この隕石から高密度のエネルギーを検出しました。やはり、部長の予測通りです。」
茎道「ふっ・・・どうやら、私の読み通りだ。これを新たなエネルギー開発に利用できるな。よし、付近の周辺を封鎖し、マスコミへの対策をしろ。隕石を回収次第、撤収する。」
部下達「はっ。」
この男の名は茎道 修一郎(けいどう しゅういちろう)。内閣直属の特殊災害対策局第1作戦部長。後に特殊災害対策局局長である。
そこへ、彼の頭上に隕石が通過し、日本海の方へ沈んだ。
茎道 修一郎「・・・ふっ、どうやら天は我らに贈り物をしてくれたようだ。さっそく、あれが落ちた先を計算しろ。」
部下「わかりました。」
こうして、茎道達に隕石を回収し、撤収した。その様子を見ていた少女は・・・・。
謎の少女「・・・・・・今はその時ではない・・・・今は“アレ”の回収が最優先だ。」
少女は“アレ”の回収を優先すべく、高天原山を後にした・・・・。
少女の名はアルテア。彼女の正体は後に明かされる・・・・・。
一方、高天原山の頂上を見ていた者が居た。遠目だが、隕石の墜落を目撃して写真を撮っている少女がいた。
彼女「・・・・もしかして・・・・隕石!?。これって、世紀の大発見だわ。」
カシャッ、カシャッ、カシャッ、カシャッ・・・・・。
彼女の名は中泉ようこ(なかいずみ ようこ)。後の考古学教授で、主人公に交流する人物である。
作品名:神姫聖唱戦記セイクリッドギア EPISODE.X 作家名:kimutake