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スターサインプリキュア☆

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「あなた達、学校では基本ここで過ごすのよ。お昼は迎えに来るから。人の気配を感じたらこの段ボールに入る事。」
『はーい!』
「そして誰かが入って来てもぬいぐるみのフリをする事。一応誰かが入って来た時の対策に…。」
星羅は紙と油性ペン、セロハンテープを出してきて何かを書いている。
「これでいいわね。」
そう言って星羅はペタリと段ボールの前に紙を張り付けた。
『星研のマスコットキャラクター試作中。持ち出し厳禁!』
「いいじゃない♪」
「いいと思います!」
「私もそう思う!」
「じゃ、またお昼ね。」
そう言って私達は準備室を出た後、みのり達と別れて教室へと向かった。
「おはよー。」
「おはようー。」
教室内は挨拶が飛び交う。
「あ、春菜―!ちょっとここ教えてくれない?今日提出なんだけどこのままじゃ間に合わないのー…。」
クラスメイトの瑞樹が声をかけてきた。
「いいわよ。どこ?」
「ここー。」
私の机に数学の問題集が開かれる。
「あー…私も苦手だなー。でもね、ここはこうすれば何とか解けたと思うの。」
「難しいよねー。」
「ええ、もっと簡単な解き方があればいいんだけど。」
「…この方程式を活用するのよ、ここはこう。後はここを逆にすれば今より楽に解けるわ。」
「星羅…。」
「蒲生さん!へー、そういう解き方もあるんだ。ありがと!参考にするね。」
「ええ、じゃあ私は自分の席に戻るわ。」
星羅は説明だけ一通り終えるとさっさと自分の席へ戻っていった。
「…私蒲生さんと話したの初めてかも。」
「えっ?そう?」
「だってあの人いつも部室にいるか、春菜といるか…くらいだったでしょ?最近何か変わったね。」
「…うん、変わったよね。」
「とりあえず助かった!ありがとね!蒲生さんにもまたお礼言っといて〜。」
「了解!」
♪キーンコーンカーンコーン♪
「じゃ、授業始めるぞー。」