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スターサインプリキュア☆

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「…。」
バルジはとある家の屋根の上から下を見下ろしていた。

「バルジ、今日はお前が行け。」
「フィラメント様…!メシエ…あ、いやお嬢様は…?ブラック様と一体何のお話を?」
「お前に知る権利などない。再度忠告しておこう、あまり調子に乗るな。お嬢様に近付いたことで処分が消えたと安心しているかもしれないが…大きな間違いだ。お前にはそのうち身を持って償ってもらう…。
楽しみにしておけ。」
…。はぁ、本気だよな…。あの目は本気だった。本気で俺ももう消されるのか…。
第一、俺はいつからここにいるんだ…?気が付いたら仕えていた、そんな感じだ…。
そういえば俺は幼い頃の記憶がない。スター・バーストで生まれ育ったなら昔の記憶があってもいいはずなのに…今まで一度も褒められた記憶が無い。
もしかして俺は…結局消されるために生まれてきたのか…?
だとしたらものすごく理不尽に思えてくるのは気のせいだろうか…。
ってダメだダメだ…俺はブラック様に忠誠を誓った身なのに…。
ん…そもそも俺はそのブラック様の顔を見たことがあるか?
ダ…ダメだ…疑問を持ってはいけない…この間人間界の弁当を口にしたのがまずかったか…?
考えが狂ってきている。でも美味かったな…弁当…。
「ふぅ、とりあえず行くか。」
「おじーちゃん!ボクにもそれちょうだい!」
「さっきも食べたじゃろー…これはじいちゃんの楽しみなんじゃ。」
「えーじいちゃんのケチー。」
「しょうがないのう。」
パシッ!
『!?』
「ボクのさきいかー!!」
「さきいか…?フム…なかなか美味いな。噛めば噛むほど味が出てくる…初めて食べる。
ではありがたく頂こう、さきいかとやらと…お前たちの光をな。」
『うわぁぁぁああ!!』