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スターサインプリキュア☆

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「…というわけだ。私が伝えられることは全て伝えたつもりだ。」
「急に色々言われても覚えきれねーよ。とりあえず俺たちはまず地球に行けばいい。このスターウオッチが適当に導いてくれるんだろ?」
「そうだな、そのスターウオッチにはとりあえず通信機能もついておる。
落ち着いたら連絡してくるといい。」
「わかったよ。で、どうやって地球へ行くんだ?」
「…あっちにあるコンストレーション2号に乗りなさい。乗ってしまえばどうにかなるはずだ、うん。」
「わかった、んじゃ早速行こうぜ。」
俺らはそのコンストレーション2号へと向かう。
「へぇ、そこそこな大きさの宇宙船じゃねぇか。」
「…うむ。まぁな。」
「…?なんだ、なんかあるのか?」
「い、いや、なんでもない。さ、早く乗りなさい。地球直行便として作られた機体なのでスイッチを押せば自動で地球へ向かうぞ。」
「おっし、乗り込むぞ!」俺たちは早速機体の中へ。
狭いが、色んな装置がついていてかなり本格的な感じがする。
まぁでもこうでなきゃ地球までは飛ばないか…。その時スターウオッチが鳴った。
父さんの顔が映像で浮かんでいる。
「通信機能ってなかなかよさそうだな。」
「アルカス、準備が出来たら赤いボタンを押せ。後は席に着いたら必ず、シートベルトを着用しておけ、わかったな。」
「おう、わかった。んじゃまた連絡するからな。」
「健闘を祈る。」
「おい、みんな行くぞーシートベルトちゃんと付けろってよ。」
「わかった。」
「じゃ、ポチッとな。」ブーン、ウィィィン。
機械音がして機体が宙に浮かぶ。そして、
「うわぁぁぁ!?」猛スピードで飛んでいくのが分かった。
「……懐かしいな。1号も相当ひどかったが2号も大して変わってはいないようだ。」
あの急発進、変わらない。懐かしく、そして苦い思い出が胸に蘇ってくる。
「私、一生乗りたくないですよ、もう。」
「私はあれのおかげで未だに宇宙船恐怖症だわ。」
「そうね…私も乗れと言われても乗らないと思うわ。コンストレーション号にだけは。でも、あれを作ったのって…。」
「そうだ。私の父だ。物を作るのは好きなのだがどうも欠陥商品ばかりでな。でもあれも一応は地球へ飛ぶはずだ。だから文句は言えまい。」
「皆が無事であるように祈りましょう。」
「ああ。」
父の作ったものはどうもどこか頼りないが確実だ。
途中がどうであれアルカス達は必ず地球へ到着するであろう。
健闘を祈るぞ…。必ず、プリキュアを探し出すのだ。