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スターサインプリキュア☆

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先輩達もみんなで食べて盛り上がる。
「うわー、マジでうめぇ!このオムレツ最高!」
「ほんと、美味しいわね。私は桜餅を持ってきたの。良ければみんなで食べて。」
「確かに美味しい。すごいなー…」
そこに少し風が吹いて桜の花びらが舞う。
「…きれーい。」
「ほんと…。」
「…メシエちゃん、綺麗だね。」
私はメシエにそう声をかける。
自分でもよく分からないけどメシエをまるで私の妹のような感じで声をかけていた。
「…うん。」
「おい、メシエ?どこが綺麗なんだよ。」
バルジはモグモグと口を動かしながらメシエに目を向ける。
「そうね。」
「ちょっとバルジ…!」
私がそう言いかけるとメシエが立ち上がって桜の木を叩いて揺らす。
「何やってるの!!」
「こうした方がいっぱい散るじゃない。綺麗なんでしょ?だったら全部、散らしちゃえばいいのよ。」
「自然に散るのがいいのよ。無理矢理力を加えてはダメよ。」
星羅さんはメシエの手を掴む。
星羅さんを睨むメシエの目はさっきと違う気がした。
「あんた達、楽しそうでいいね。あたしも一緒に遊んであげる…。ほら、あるよ。スタージュエルが!!!」
そう言ってメシエは桜の木の上に飛び移る。
『えっ!』
「あんた達の光…いただくわ。」
『!!!』
『うわぁぁぁぁあ!』
メシエが先輩達に黒いオーラを放つ。
「さぁ、全ての光を吸収してブラックの力に!行くのよ、グレートダークマター!!」
「グレイトォォォォ!」
桜の木がダークマターになる。
「なんてことを…!」
「メシエ…なんで!」
「…あたしの目的はあんた達を倒す事。そして、地球を私の星にすること。」
「俺はブラック様のお役に立てればそれでいいけどな。」
「だからってこんなやり方…。」
「そんなの関係ない。フンッ!」
そう言ってメシエは桜の木を蹴り、花びらがひらひらと落ちていく。
『メシエ!!!』
「これで満足?ホント面白いわあんた達。敵のあたし達にほいほい食べ物とか渡しちゃってさぁ?」
「メシエ…!さっきと何か違うよ。どうしちゃったの?」
「…違う?どこが違うっての?おいしいってのもきれいってのもあんた達にわざと合わしただけ。
あたしは今あんなまずいもの食わされて、嫌なもの見せられて、気が狂いそうなのよっ!!」
「ちょ…!」
「そんな言い方…。」
「あなたね…!!」
私達は口々にメシエに向かって言う。
「ダメよ。」
「星羅…」
「星羅さん…」
「今のあの子には言葉では何も通じない。変身するしかないわ。」
「そうね…。」
「みんな、いくよ!」
『ええ!』