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スターサインプリキュア☆

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「メシエ!お前無茶しす…」
「悪かったわ。あんたまで巻き添えにして。それよりあんたもプリキュアの攻撃少しは受けたでしょ。まぁ大丈夫そうだけど。」
「あ、あぁ…いや、まぁ…大丈夫だ。」
「…この事は誰にも言わない。約束して。」
「え…?」
「プリキュアの攻撃を受けた事、フィラメントにも、お父様にも…!いい、分かった?」
メシエはバルジの胸ぐらを掴み、鋭い目をして言う。
「わ…分かった…。」
バルジがそう言うとメシエは手を離しバルジから数歩離れる。
「あんた…1つ聞きたいんだけど。」
メシエはバルジに背を向けたまま言う。
「え?」
「あいつらからもらった…食べ物。あれホントにおいしいと思った?」
「え…さっき食べたやつか?あ、ああ…こう言っちゃなんだがすげー美味かった。
人間界の食べ物はいつ食べても美味いな。」
「いつ食べても…?」
「ああ。でも最初に食べたのはちょっと前…プリキュアのやつが食ってた弁当を横取りしたんだ。
2回目は…ほら、この間のさきいかってやつだ。」
「…。」
「それがどうした?」
「…。」
「…?」
ドンッ!!
「なっ…」
メシエ壁に勢いよくバルジを押し付ける。
「覚えてないとは言わせないわ。あなたはお父様に忠誠を誓った身…そうよね?」
「も、もちろんだ…。」
「フィラメントの教えはお父様の教え…よ。」
「…!!!」
バルジは目を見開いて体を震わせる。

「思い出したようね。」
「…俺は…何故だ。忘れていたのか?いや…でも…だとしたらどうして俺は…そしてメシエ、お前も…どうして今生きてるんだ…?」
「ま、その件に関しては私もあなたも同罪であり…また、同類ね。」
「…。」
「今日はもう寝るから出てって。この件に関しては…調べてみないと分からないわ。」
「あ、ああ。じゃあな…。」
キィー…バタン。

「…。」
不覚にもメシエはお弁当やケーキというものを食べて美味しいと思った。甘いと思った。
風に舞う桜の花びらを見て一瞬綺麗だと思った。
それに、プリキュアの攻撃を受けたのに2人とも目立った異常が見られないのも気がかりだった。
「…フィラメント…あなたは…一体…」
彼女はそう言って眠りに落ちた。