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スターサインプリキュア☆

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「だいぶ暗くなってきたね。」
「うん。私やっぱり夜が一番好きかも。流星町は星もよく見えるし、大好き。」
「でもまだこの時期は冷えるね…。あ、おばさんのお食事、どれもすっごくおいしかったよ。ありがとう。」
「うん、私もいっぱい食べたしお腹いっぱい。今日はゆっくり寝れそう。」
「そうだね、じゃ、また明日会おうね。おやすみなさい。」
「またね。」
結姫と別れた後、私はお母さんと後片付けをする。
「今日はもう手伝ってくれなくていいのよ。」と笑顔で話してくれるけど、おいしいご飯いっぱい食べたんだからやっぱり少しはお手伝いしないとね。
「お皿洗い終わったら、上で星見てくるね。」
「寒いからちゃんと着込んでいくのよ。」
「うん、分かってる。」
「あの天体望遠鏡も買ってからだいぶ経つな。合格祝いに、今度新しいのを買ってあげよう。」
お父さんがコーヒーを飲みながらそう言ってくれた。
「ほんとに!?ありがとう!でも今のも大事に使うからね。」
「ああ、ありがとう。きっと望遠鏡もあんなに使ってもらって喜んでるよ。」
「よいしょ、じゃぁ行ってきます!」と言って私は着込むために2階に上がる。家の屋上が私の観測地点。あんまり広くはないけれど、星を見るだけなら十分なスペースだと思う。
「うーんと。適当に暖かい格好すればいいかな。あ、やばい、ちくわ開けたまんまだ。後2本もある、上で食べちゃおうっと。」着替え終わった私はちくわの袋を軽くたたんでをポケットに入れて3階へ上がる。
「ふわっ。」確かに風は冷たい。でもこれくらいなら全然平気。
「よいしょっと、赤経軸と赤緯軸を…と。」
それにしても今日はいつになく星が綺麗な気がする。やっぱり気分もいいからそう見えるのかな。
これと言ったトラブルも特になかったし、気持ちよく観測が出来そう。
「わぁ、肉眼でも冬の大三角がよく見える。」
そして望遠鏡をそっと覗く。
「うーん、やっぱりいいなぁ…1つ1つの星がとても綺麗。」
その時、私は一瞬何かの気配を感じて顔を上げる。
「気のせい…かな。」そう思ってまた望遠鏡を覗く。
「あ…れ…?流れ…星?」何かがこっちに向かって飛んできているのが見える。まさか…隕石!?
「えっ、ちょっと、えぇ!?」謎の光はどんどんこっちに近づいて…当たったらおしまいだ、そう思って身をかがめる。
「うわぁぁぁぁぁ!」という声と共に何かが飛んでくる。