二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

スターサインプリキュア☆

INDEX|156ページ/241ページ|

次のページ前のページ
 

「ちょ…!何あれ!」
1人の子が上の方を指差して叫ぶ。
『…!!』
あれは…
「え、人浮いてない?」
「ヤバいヤバい!何あれ!」
「バルジ…。」
「え、メーちゃん知り合い?」
「メシエ―、こんなとこで何してんだよ。」
バルジは宙に浮いてメシエ達を見下ろしている。
「ちょ…ちょっと偵察してただけよ。」
メシエはバルジに向かってそう言う。
「あ、やっぱり引っ越してくる予定なの!?」
そう言って女の子達は集まってくるが、メシエはあっちに行けと言うように腕を振り、小さめの声で話す。
「黙りなさい!!あんた達…痛い目に遭いたくなかったら逃げなさい…今すぐに!」
「??どういう意味…?」
「そーだよ、メーちゃん!」
女の子達はメシエの言う意味が分からないので離れようとはせず、メシエの手を握ろうとする…その時。
「メシエに気安く触れるな!!」
バルジが叫び上から急降下してくる。
『!!!』
バルジはメシエを女の子達から一瞬で引き離す。
「…バカな子達…。」
メシエバルジに聞こえない小さな声でそうつぶやいた。
「お前たちの光を…奪ってやる。さっき拾ったこのスタージュエルを使おう…。
全ての光を闇に変え、ブラック様の力に!スターバースト!!」
さっきまで香織たちが持っていたラケットとシャトルに融合して巨大化する。
「マァァタァァ!!」
「…。」
「メシエ、大丈夫か!?」
「え、ええ…。」
「ったく誰だと思って気安く触ってんだ…。ロクな人間共じゃねえな。」
バルジは倒れた女の子達を鋭く睨む。
「そんなこと…!」
「ん?」
「…なんでもないわ。こうなったらとことん暴れましょ。」
あたしは今、何を言いかけたのか…。自分でも訳が分からなくなっていた。
とりあえずこうなったら後はダークマターに暴れてもらうしかないわね…。

『…!!』
アルカス達が一瞬で何かを感じ取ったかのように固まる。
「どうしたの?みんな。」
「あいつらの気配だ!」
「ダークマターが現れたようです!」
ダークマター…!
「い…行かなきゃ!」
「うん!」
「行くわよ、春菜!」
「ええ!」
「星羅さん!」
「分かってるわ。」
私達はすぐさま部屋を出て1階に降りる。
「あら、どうしたの?」
お母さんが少し目を丸くして私達を見ている。
「すみません、少し用事が出来たので今日はこれでおいとまします。ありがとうございました。」
「私も、ありがとうございました!」
「おばさん、ありがとう!」
「あんまり遅くならないと思うから!いってきます!」
私達は口々に言った後、急いで家を出る。
「またいつでも来てちょうだいね!」
お母さんは笑顔で手を振り、私達も振り返す。
さあ、行かなきゃ…!

「あんなに急いで…。みのりはまたこけたりしないかしら。ふふふ。」
優子はふと空を見上げる。
「晴れてるのに…なんだかスッキリしないわ。
それに最近始まったこの変な胸騒ぎ…みのり、気を付けるのよ…。」