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スターサインプリキュア☆

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「あれね…!!」
公園の近くまで走るとようやくダークマターの姿が見えた。
「マァァタァァ!!」
ドォォォォン!
ラケット型のダークマターは渾身の力でシャトルを打ち、公園の至る所を破壊していく。
「急ぎましょう。」

「お、来たな…。」
「待ってたわ…。」
バルジとメシエが空中から地上へスッと降りてくる。
「またあなた達ね。」
私は2人をじっと見つめる。
「それはこっちのセリフだな。ハハハハハ!」
バルジは腰に手を当て、高らかに笑う。
やっぱりやるしかないよね。
「いくよ、みんな!」
『ええ!』
『プリキュア・スターサインイリュージョン!』
「こぐま座の溢れる勇気!キュアアルサ!」
「うさぎ座の優しき心!キュアレプス!」
「くじゃく座の強き想い!キュアパーボ!」
「いるか座の美しき旋律!キュアデルフィナス!」
『光り輝く4つの星座!スターサインプリキュア!』
私達は顔を見合わせて頷き、ダークマターに攻撃を仕掛けていく。
「マァァタァァ!!」
ダークマターは素早くシャトルを打つ。するとそれがいくつものシャトルに分裂して私達を襲う。
「…っ!みんな、こいつ素早いよ…気を付けて!」
『オッケー!』

「フン、プリキュアも懲りねぇよな。」
バルジはプリキュアとダークマターの戦いを見ながらメシエに声をかける。
「…。」
「どうした?…まさか、人間から変な菌でもうつされたのか!?」
バルジはメシエの手を取ろうとするが、すぐにはねのけられた。
「そんなわけないでしょ。ねぇ、どうしてラケットとシャトルをダークマターにしたの。」
「…?意味なんてねぇ。ただそこにあったからだ…というかお前、よく知ってたなあのアイテムの名前…。俺知らねぇぞ?」
「…。バカにしないで。あたしを誰だと思ってるの?人間界の事くらい少しは勉強して当然よ…。
もし私が地球を乗っ取れても、あなたに良い地位は与えないわ。覚えておく事ね。」
「な…そ、そんな事言うなよー。」
「少しは敵地の事も勉強しておくのを勧めるわ。じゃないとほんとに消されるわよ、あんた。」
「う、うぅ…。」
メシエの鋭い指摘にバルジは言葉が出ない。
「…今日は先に帰るわ。」
「え、なんでだよ?」
「いちいち言わせないで。あんたが負けるに決まってるからでしょ。お父様の力を借りたグレートダークマターですら危ういのに普通の…いえ、あなたが、出したダークマターなんて勝ち目があるわけないじゃない。
見てるだけ無駄よ。じゃあね。」
そう言ってメシエはスッと姿を消した。
「ひ、ひでぇ…。」