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スターサインプリキュア☆

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「はぁーあ。やっぱりいいとこなしかよ…ったく…。」
バルジはトボトボと暗い廊下を歩いていく。
「あたしの予想通りだったようね。」
メシエは自分の部屋のドアにもたれかかってバルジを冷たい目で見ていた。
「メシエ…。」
「これからは勝手に動かない事ね。どうせあんたはもうこの世にいないも同然なんだから。」
「わ…分かったよ…。」
それだけ言うとメシエは無言で部屋に入り、鍵をかけた。
キィー…パタン。ガチャ。
ふぅっとため息をついてベッドに飛び込む。
すると、コロコロと何かが落ちていったのが分かった。
「これ…!」

「どうしたの?メーちゃん。ちょっと疲れた?あ、そうそうこれあげるよ!」
「これは?」
「飴だよ。舐めると元気になるよ!」

そう、落ちたのは香織が渡してくれた飴だった。
3つあるうちの1つを取って袋を開けて口の中に入れる。
「…甘い…わね。」
あの子達に悪い事をしてしまったかもしれない。
飴を舐めながらメシエは今日みんなと遊んだことを思い返していた。
初めて友達というものがメシエには出来た。
手を握った感覚、バドミントンでラケットを握った感覚。
色んな感覚が手にも足にもまだじんわりと残っていた。
「…!思い返してる場合じゃない…。あたし…今なんて…?」