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スターサインプリキュア☆

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「そうか。元気そうで何よりだ。」
メラクさんは腕を組んでうんうんと満足そうに頷く。
『はい!』
「ところでアルカスよ。」
「なんだ?」
「レオ君とは仲良くなれたか?あまり遊んだことが無かったであろう。
私もネーブとは最近顔を合わせておらんからな。うーん…レオ君も大きくなった事であろう。
今はどこにおる?」
メラクのその言葉の意味が私達には全く分からなかった。
「…?お、おい、ちょっと待て。誰だそれ?」
「…?」
「レオ?レオってコンストレーション王国の妖精ですか?」
私は思わず聞き返す。
「え…みのりさん、お聞きしてもいいですかな?」
「あ、はい。」
「今…プリキュアとして戦っているのはあなたと結姫さん、春菜さん、星羅さんの4人ですか?」
「そうですけど…。」
「ま、まだ5人目はおらんと?ではレオ君はどこに…なんてことだ…。
この間はたまたまいなかったか、それかまだでももう5人揃っておると思っていたのに…。」
『5人!?』
「ちょ、ちょっと待って下さい。プリキュアは5人いるんですか?」
「あ、ああ…そうだ。」
『…。』
『えええええええええ!?』
「き、聞いてないですよ!アルカスからも何も!」
「俺だって知らねぇ…ってそういや学校で5人がどうとか言ってたなぁ…。
けど第一、レオって誰だよレオって!見たこともねぇよ!」
「レオ君はともかく5人いるって初めから言ってよ!」
私はアルカスをぎゅっと掴むとアルカスはわりぃわりぃと苦笑いをする。
「むー…皆も小さい頃に一度は会っとるのだが覚えていないか…。
母が少し変わっておってな、色んな所を年から年中旅するもんだから、いつも居所が分からぬのだ。」
「スターウォッチでの通信は?出来ないんですか?」
星羅さんがそう尋ねる。確かに…通信が手っ取り早い。
「それが…どうも繋がらなくてのー…。」
「そ、それってピンチなんじゃ…?」
春菜さんは少し困ったような顔をしている。
「かもしれんし…私には分からぬ。けど今はどうしようも手段がないのだ…。」
「この辺にいるのかな…?」
「そうかも…?」
私と結姫は顔を見合わせる。
「人間界にはいるはずなのだが…うーん、ネーブとも音信不通だしどうすればいいものか…。」
「あの、5人いないと何かまずいことでも…?」
私はメラクさんにそっとそう尋ねる。だってそもそも今でも頑張れてるわけだし…。
「あ、当たり前だ!!」
「ひぃ!」
メラクさんは大声でそう怒鳴り、私はまるでロタ君のように怯えた返事をしてしまう。
「分からんか、星の形を想像してみぃ!」
「…☆?」
「そうだ、それだけでも5人いると分かるであろう。」
「何だか無茶苦茶な気が…」
星羅さんは少し呆れているようだ。
「そんなのはどーでもいいのだ!とりあえず昔からプリキュアは5人なのだ。
5人揃わないとまずい事になるのは間違いない。」
「具体的には…?」
「スター・バーストはこれからどんどん本気で襲いかかってくるであろう。その時に5人の力を合わせて戦う事が最重要になってくる。
それにそもそもプリキュアの力というのは5人で心を1つにしないと発動しないものもあるのだ。」
「そ…そうなんだ。」
プリキュアの…力。今でも十分すごいなって思うのになぁ。
「ああそうだ。だから一刻も早く5人揃わなければ…守れるものも守れん!」
「は、はぁ…。」
「返事は、はい!だ!!」
「は、はいぃぃ!」
メ、メラクさんって怖いよ――!!