スターサインプリキュア☆
「いい?みんな、よく聞いて。探している物…要するにパンツはもう手に入らないと思う。
私自身もどうすればいいのか分からないから。だから…説得するしかない。」
「話、聞いてくれるんですか…?」
「そういえばあの親父さんは涙もろい設定だったわよね…特に泣ける話。
よく分からない話でも泣いていた気がするけど…。」
「ええ、後はかわいい子に弱いわね。だからレプス、まずはあなたが彼の気を引いて。」
「わ、私ですか!?」
「ええ、あなたが一番女の子らしいというか…かわいらしいのよ。きっと彼のタイプだわ。」
「は、はぁ…。」
「デルフィナスは…分かるわよね。」
「ええ、適当に目を潤ませればいいんでしょ?」
「適当な作り話で構わないわ。」
「大丈夫よ、任せて。」
「で、アルサは…デルフィナスの後にまた何かいい話でもして彼を泣かせて。」
「出来るかな…でも…やってみます!パーボは?」
「私はみんなが時間稼ぎをしている間に…少し探し物をしてくるわ。ピーコ達はついてきてる犬を別の場所に誘導してあげて。あの犬はいい子なんだけど今回の説得には少し邪魔な気がするから…。」
「分かったわ!」
私達はそうして親父さんの説得大作戦?に動くことにしたのです。
「でも…今はみんながいるから。以前より楽しいわ。父とも…分かり合えたと思うし。」
「そうか…そうか…あんたええ嬢ちゃんや…。」
親父さんはもう泣きかけだけどデルフィナスが私に目配せをする。
私は頷いて話かける。
「私は…小さい頃からの夢を追いかけて今の高校に入ったんです。」
作品名:スターサインプリキュア☆ 作家名:☆Milky☆