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スターサインプリキュア☆

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「確かこの辺に……あった!」
私は親父さんの好物、みたらし団子を見つけた。これを泣いている親父さんに食べさせてあげれば…。
「それを持って行って説得するつもり?」
「メシエ…!これは渡さない…。」
私は団子が入ったパックを後ろに隠す。
「別に取らないわ。」
「え…?」
「どんな時でも諦めない、めげない、前を向く。ほんっとあたしらが大っ嫌いな3バカ法則ね。」
「…。」
「でも…あたしはあんた達には敵わないから。」
ふいにメシエは視線を逸らす。
「メシエ…?」
「フィラメントですら敵わなかった相手、プリキュア…どんなのか興味があったからこうして来たけど、嫌になるほど眩しくて明るいオーラプンプンでさー…ほんっとひどいわ。」
「私を攻撃しないの…?」
「たかだか1人傷つけたところですぐにあいつらが来るでしょ。それにあたしはもういいの…。
色々分かったから。それで十分よ。」
そう話すメシエはいつものツンとした雰囲気とは全く似ても似つかないものだった。
「あ、あなたって…敵なの…よね?」
「ええ、そうよ。あたしはブラックの娘、メシエ。でも今日だけは特別サービス。見逃してあげる。
さ、さっさと行きな。」
「あ…ありがとう。」
私は走ってアルサ達の元へと向かっていった。

「…。」
メーちゃん!メーちゃん!また、一緒に遊ぼうね!
「はぁ…。あたしもバルジ以上にバカね…。でも、プリキュア、これが本当に最後よ。
次に会う事がもしあったら…あなた達はきっとあたしを止める事は出来ない…。」