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スターサインプリキュア☆

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「みんな…!」
『ええ!』
『プリキュア・スターサインイリュージョン!』
「こぐま座の溢れる勇気!キュアアルサ!」
「うさぎ座の優しき心!キュアレプス!」
「くじゃく座の強き想い!キュアパーボ!」
「いるか座の美しき旋律!キュアデルフィナス!」
『光り輝く4つの星座!スターサインプリキュア!』
私達はいつものように変身を終え、ダークマターと対峙する。
「プリキュア…お手並み拝見や!さぁ、行け!ダークマター!」
「マァァタァァ!」
パルサーの声を受けてダークマターは私達に走って突っ込んでくる。
「っ!!」
私達はサッと体を空中に浮かせて回避する。
これくらいはもうお手のものだ。
「マァァタァァァ!」
ダークマターは手持ちのポンポンを両手に持って(実際手ではないと思うけど…)振り回す。
これもお手の…
そう思ったけど…甘かった。
「何しとんねん!ダークマター!本気出さんかい!本気を!!」
そう言ってパルサーはダークマターに雷を落とす。
ドォォォォォン!!
「マ…マァァァァ!!!」
ダークマターは持っているポンポンを前に突き出す。
するとポンポンのテープが伸び、私達に巻き付けていく。
「な…な…何これぇぇ!!」
「アルサ…ッ!の、伸びるの!?これ…。」
私とレプス、そしてパーボとデルフィナスも順番に捕まっていく。
「ふーん…そないに大したことないやん。プリキュアて。」
パルサーは私達を見下ろしてそう言う。
デルフィナスは冷めた顔であの口調で言われると何だか腹が立つわね…と呟いていた。
「み…見てなさい!こんな素材引きちぎるのなんて簡単なんだから!!」
私はポンポンのテープを引きちぎろうと力を入れる。
「アルサ…!!ダメ!止めといた方が…」
レプスがそう叫ぶのは聞こえたけどもうテープはちぎれかかっていた。
「大丈夫だって!ほら…」
「マーター!」
「えっ!?」
ちぎれたテープはそのまま裂け目が入っただけで再び伸び、私の体を締め付ける。
「っ!痛い痛い痛い!!!なんでなんで!?」
「そっか…これ…ちぎればちぎるほど細くなる…。」
「ええ…抜け出そうと思って引きちぎると余計に体を締め付けられる…。」
パーボとデルフィナスは口々にそう言った。
「そ、そんなぁ…。」
「アルサ!大丈夫?耐えられる!?」
レプスが心配そうな目で私を見て叫ぶ。
「うん!これくらい大丈夫!」
もちろん大丈夫と強く言える状況ではないけれど、プリキュアに変身している今の私なら耐えられる状況。
でも、これが長時間続くようなら…話は変わってくるかもしれない。
「んー。どないしよ?このままフィラメント様の元へ…」
そう言いかけてパルサーは固まる。

「私の力が回復するまでは人間界でプリキュアを絶対にこちらへ近づけぬようにするのだ。」
この言葉がパルサーの頭をよぎっていた。
せや…あかん…フィラメント様の元へプリキュアを連れてったらあかんねん…。
せやけどなんでや?
プリキュアをこのまま連れてったら…フィラメント様がダメでもお嬢様やバルジも、ブラック様もおるやんか…。
「メシエお嬢様は事情があって行けない。バルジは…」
またフィラメントの言葉がよぎる。
せや…でも、行けないだけであっておるんやろ?なんでや…分からん…。
こいつら始末したらさっさと終わるはずやのに…。

「…なんか動かなくなったわね。」
「どうしたのかしら…。」
「今がチャンスなんだろうけどこれじゃ動けない…。」
「うん…手の自由も聞かないしダメだ…。」
『今だー!!!』
上空から声が聞こえて何かがキラリと光る。
あれは…コースターに乗ったアルカス達!!