二次創作小説やBL小説が読める!投稿できる!二次小説投稿コミュニティ!

オリジナル小説 https://novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
二次創作小説投稿サイト「2.novelist.jp」

スターサインプリキュア☆

INDEX|183ページ/241ページ|

次のページ前のページ
 

「こぐま座の力ッ!」
「うさぎ座の力よ!」
「くじゃく座の力よ!」
「い…いるか座のぉぉぉぉ…ってコースターに乗りながらってバランス悪いよぉぉ!」
「そんな事言ってる場合じゃねぇ!さっさとやれっ!!」
「い、いるか座の…力―!!」
『プリキュアに…力を!!』
アルカス達がそう叫ぶと私の体はオレンジ、レプスは黄色、パーボは黄緑、デルフィナスは水色のオーラに包まれる。
「っ!!ヤバッ!油断してしもた!ダークマターさっさと阻止せんかいな!!」
パルサーがダークマターに喝を入れるがもう遅かった。
『はぁぁぁぁぁぁあ!!!』
バァァァン!!
私達は各自のオーラを身にまとったまま体に力を込めただけでテープを引きちぎる事が出来た。
よく分からないけど実際にはテープの束縛力が弱くなった、そんな感じもする。
私達はそっと地面に降り、コースターに乗ったアルカス達を優しく手で受け止める。
「アルカス、助かったよ!」
「これくらい余裕だぜ!」
「ハルちゃん、ありがとうね。」
「結姫さんのピンチ、見逃すわけにはいきません!」
「ピーコ、かっこよかったわよ!」
「ま、当然よ!」
「ロタ…」
「うわぁぁぁん!水が…水が少しこぼれちゃったぁぁぁ…。全部無くなるかと思って怖かったです星羅さぁぁぁん…!」
「…よく頑張ったわね。」
そうして私達が感動(?)の再会を果たしている時、パルサーはものすごく不機嫌そうな顔で私達を睨みつけていた。
「ダーッ!ありえへん!おい、お前!なんでプリキュアを離してもうたんや!このっこのっ!」
パルサーのやり場のない怒りは何故かダークマターに向けられている。
「マ…マーター…。」
「あなた…チアガールのフリをしたみたいだけど、ポンポンはああやって人を苦しめるための物じゃないんだから!」
「レプス…。」
レプスがハルちゃんと共にダークマターに近付く。
「そうです、結姫さんのダンス部でのお披露目も邪魔して…私も許せません!」
ハルちゃんもパルサーに向かってそう叫ぶと結姫の腰に付いている星飾りがポワーッと光を放つ。
「…!これって確か…。」
「結姫さん、スターロッドです!」
「でも、みのりは…光ってない…みたい。」
レプスは私の方を振り返って自分の腰飾りと私の腰飾りを見比べる。
私も同じようにするが今回は私の方には反応がないみたいだ。
「大丈夫です、結姫さん自身の力で倒すことが出来ます!さあ早く!」
「…うん、分かった。やってみる。」
「ハッ、小娘1人で何が出来るっちゅうねん。」
レプスはパンッと腰飾りを叩くと前に使ったスターロッドが光と共に出てきた。
「煌け!うさぎ座の力、レプスロッド!」
キィィィィン――
レプスの掛け声にロッドが反応し、光を放つ。
「プリキュア・レプスピルエット!」
そう言ってレプスはロッドの先端に付いている星を手で滑らせるように回すと眩い光と綺麗な音色がダークマターを取り囲むようにしてくるくると回り、ダークマターを浄化していく。
「マァァタァァ…。」
「な、なんちゅうこっちゃ…でも今日は少し油断してしもたからな。次は負けへんでぇ!プリキュア!!」
パルサーはそう言い残してサッと姿を消してしまった。
結姫の手元にはスタージュエルと日野先輩から奪われた光の玉が落ちてくる。
「日野先輩に、返してあげなきゃね…。」