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スターサインプリキュア☆

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1週間前――
私何に出場しようかなぁ…。
「はい、ではこれがプログラムです。一部抽選になるとは思いますが、出場したいプログラムがあれば手を挙げてー?」
1人1人に回って来た当日の体育祭のプログラム表。
「うーん…?」
リレーに玉入れ、ユニーク走にパン食い…
「パッ!?」
私はパン食い競争の文字を見て勢いよく立ち上がる。
『…。』
「…相武さん?どうしたの?」
「え!あ、あー…えっと…あの!パン食い競争のパンって何パンでしょうか!?」
は、はずかしー…
「え?あぁえっとうちはねー学校特製の星型クリームパンね。」
『星型クリームパン!?』
「食いてぇ!」
「はいはーい、立候補!」
「私もー!」
「特製とか超食べたい!」
学校特製の星型クリームパンと聞いたところでみんな手が挙がる。
「はいはーい、落ち着いてー。相武さん、あなたも希望者?」
「も、もちろんです!」
「そう、じゃああなたは恥ずかしい思いをした代わりにシード権をあげるわ。」
「やったぁぁ!」

――と、言う訳で超恥ずかしい形ではあったけどパン食い競争出場が決定したのです!
「うぉぉぉぉお!」
私は全力でパンに向かって走っていく。
こう言っちゃうのは申し訳ないけどプリキュアの時でもここまでの全力疾走はしたことが無いと思う。
ビニール袋に入った星型のパンがゆらゆらと揺れている。
「いただきぃぃい!」
私はパンから1m前くらいのところでジャンプしてぶら下がったパンのビニールを思いっきりくわえて取る。
そしてそのままゴールに突っ込んだ…!
「やったー!みのりー!!一番だよー!」
「んっんーーーー!(やったー!)」
私もパンをくわえたまま、結姫達に両手で手を振る。
1位も嬉しいけどとにかくこの特製パン…♪
あ…でもやっぱり結姫達にも分けてあげなきゃだよね…1個食べたかったけど特製パンだし…。

「みのり、なんかパンを見つめたまま固まってるけど…?」
春菜さんがみのりを指差す。
「パンを取れたっていう感慨に浸ってるんじゃない?」
星羅さんはみのりを見て春菜さんにそう言い返した。
「ううん、あれはきっとこのパン私達にも分けなきゃ…1個食べたかったけど特製パンだし…って悩んでる姿ですよ。」
結姫は2人にそう言う。
「さすが結姫ね。」
「ふっ…。彼女らしいわ。」