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スターサインプリキュア☆

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パン食い競争が終わって私はみんなの元へ帰ってきた。
「みんなー!」
『おかえり!』
「あ、あの…これ…。」
私はみんなにパンを見せて袋を開けようとする。
「おっとその必要はないぜ、相武さん。」
声がして振り返ると背後には大崎先輩と日野先輩、そして西森先輩が立っていた。
「あら、用事もう終わったの?」
星羅さんが3人にそう声をかけた。
用事…?何の用事だろう。あ、でも大崎先輩は布がかかった大きめのカゴを持っている。
「うふふ。ジャーン!」
西森先輩が大崎先輩の持つカゴの布をさっとのけるとそこには…
『これは!!』
そこには10個の星型クリームパンが入っていた。
「これ…どうしたんですか!?」
「ちょっと裏ルートでね。」
私が尋ねると日野先輩が得意気に答えた。
「裏って…ちゃんと食べれるものなんでしょうね。」
星羅さんは怪しい物を見るような目で日野先輩を見る。
「大丈夫だって。ほら、みんなで食べよう!」
そう言って日野先輩は私達1人1人に星型クリームパンを手渡した。
『いただきます!』
パクリ。
『美味しい!!』
フワフワのパンと程よい甘さのクリームのバランスがたまらない!
「あ、そう言えば4つ余ったわね。私は大丈夫だからあなた達で分ければ?」
西森先輩がカゴに残った4つのパンを見て言う。
「4つ…。」
私、結姫、春菜さん、星羅さん…考えは一緒だった。
「あの、あげたい人がいるので1つ頂いていいですか…?」
「私も…頂きたいです。」
「私もちょっと…。」
「私も…ね。」
「春菜や部長まで、珍しいわね。いいわよね?大崎君、日野君。」
「ああいいよ。」
「ダンス部のお土産で十分さ。」
そう言って私達は残りのパンを1つずつもらった。